いいんちょが年越しに俺んちにやってきた。
俺は父子家庭で、親父は今年の正月も漁に出たっきりだから、いいんちょと2人っきりの正月である。
で、昨夜の年越エッチ、今朝の新年初エッチをすませて、晴れ着のいいんちょと彼女の手作りおせちをつついているという完璧な正月を満喫していた…彼女の隠れた性癖が明らかになるまでは。

酒乱いいんちょ

「ほら、良一っ!ち○ち○出せぇっ!」
晴れ着の裾をはだけて、一升ビンを抱えたいいんちょが凄む。
「あ、あー、い、いいんちょ?」
かなりハイペースで盃をカラにしていたので不安だったのだが、それは全くの正解だったようだ。
「いいんちょらないっ!わかばってよべぇっ!」
彼女が一升ビンを振りあげる。
彼女の目は、マジでやる目だ。
思わず背中を冷や汗が伝う。
俺は大人しく彼女の無法に従うことにした。
「ふ〜ん…えいっ!」
彼女の手が伸びてくる。
いつもは優しく握ってくれるはずのその手が、俺の息子を容赦なく弾く。
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」
俺は声にならない悲鳴を上げた。
「…痛い?ねえ、痛い?あらしはあんときこれよりもっともっと痛かったかんらからねぇっ!」
七転八倒して苦しむ俺をうりうりと蹴飛ばして、彼女が言う。
俺はそれから、彼女の説教に延々と付き合わされる羽目に陥った…


シュウさんのところにお年賀で描いたものです。
いいんちょ、いろいろと溜まってたようですな(笑)

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