「ね、お姉さんの、気持ち、いいかな?」
お姉さんが聞いてくる。
当然と言うか、もう何も考えられないくらい気持ちいい。
「…」
でも、「気持ちいい」なんて言ったら、すぐにでも射精ちゃいそうで喉まで出かかった言葉をぐっと飲み込む。
「…う〜…お姉さんの…あんまり…良くない?」
お姉さんが悲しそうに僕を見つめる。
『秘密兵器』が僕をもっともっと強く締めつけてくる。
「うっ…あ、ぁ…」
そのあまりの快感に、思わず声が漏れる。
「あっ!あ、あぁぁぁ…ふ…」
ぐぐっと根本まで押し込んで、呼吸を整えるために動きを止める。
「ふぁ…や、だぁ…もっと、もっとして、ぇ…」
お姉さんが腰を動かす。
中の襞々が僕にうねうねと絡みつく。
「!!」
あわてて気を引き締めて、こみあげたものを押し止める。
…ちょっぴり出ちゃったかも…自重しなきゃ…
「いいですか?姜維。強大な敵とあたる時は、一呼吸おいて相手の呼吸を見切るのです。」
丞相の言葉が脳裏に浮かぶ。
「はぁああ…そ、ぉ…ボクぅ…気持ち、いい…」
ゆっくり腰を前後させてお姉さんの様子をうかがう。
切なげに眉を寄せた様子がなんとも艶めかしい。
「ひっ、くんっ!!」
ある一点を僕の穂先が擦った時、びくっ!とお姉さんの身体が跳ね上がった。
それだけでなく、甲高い悲鳴が上がり、お姉さんの中が僕にぎゅぎゅっと食いついてくる。
…ここだっ!
「ボ、ク、ちゃっ!だ、だめっ!」
僕はそこに強く擦れるように動きを変えて、腰を矢継ぎ早に繰り出す。
お姉さんの感じ方が一気に高まったのがわかる。
「相手の弱点を見切ったら、そこを重点的に攻め立てなさい。」
丞相に教えてもらったとおり、お姉さんの弱点をめちゃくちゃに攻める。
「あっ、ああっ…っ…うっあぁぁっ!!いっ…ひ、ぃっ、ボクちゃんっ!!」
お姉さんがぶるぶると頭を振って、僕の動き一つ一つに反応してくる。
僕の腰に回された脚が、強く僕を引きつける。
「ぅっ、くっ!!」
お姉さんも感じているけど、僕のほうの快感も物凄い。
一瞬でも気をぬくと、その瞬間に腰の奥から何もかもお姉さんの中に出てってしまうだろう。
「はぁっ、あっ!ボクっ!ボクちゃ、んっ!き、来てぇっ!だしてっ!熱いのっ!あついのいっぱいぃっ!」
がくがくと頭を振り乱し、とろとろに潤んだ声でお姉さんが叫ぶ。
「だめっ!イッてよ、お姉さんっ!イッて、いったら、出すっ!」
なんとか打ち止めて、気が狂いそうな快感の中強く強く腰を叩きつける。
「やっ、いじわるっ!やめっ!い、いくっ!ほんと、に…いくっ…!」
ぐぐっとお姉さんの腰が持ち上がって、僕の突きを奥深くにまで誘う。
「あ、あぁぁっ!お、おねえ…っ!!」
僕の理性ももうそこまでだった。
「ああああああっ!!!!」
僕はもうめちゃくちゃにお姉さんの一番奥に自分の穂先を叩きつけ続けた。
もうどうなってもよかった、お姉さんと一緒に、どこまでも行きたかった。
「ひあぁぁっ!うっ、あっあっあっあっ!あ!…い、いくっ!」
お姉さんの悲鳴が耳を打つ。
「いくうぅぅぅぅぅぅぅぅっっっっっっっ!!!!!」
お姉さんの敗北宣言。
「うあぁぁぁぁぁっ!!!!」
お姉さんの一番奥目がけて、連弩の矢のように打ち出される僕の子種。
「!、!、!、!、!」
『秘密兵器』が蠢いて、僕から何もかもを絞りつくしていく。
「お姉、さ、ん…」
かなり長い間続いた射精が終わるころ、力が抜けたようになって僕はお姉さんの上に倒れ込む。
「は、ぁあ…ボクちゃん…お姉さん、負け、ちゃった…ぁ…」
そんな僕を優しく抱きしめて、荒い息の下からささやくお姉さん。
「やく、そく…このまま、ボクちゃんの、好きにして…いい、よ…」
潤んだ瞳のまま見つめられると、早くも僕の槍が勢いを取り戻しはじめる。
…もう、ちょっとなら、大丈夫ですよね、丞相…
とうとう決着が付きました(笑)
見事美しい獲物を討ち取った姜維君ですが、さて、戦いはいいのでしょうか(爆)