「おわっ!なんだ陸遜っその腹はっ!?」
目の前で甘寧が驚く。
自分から無理やり見にきたくせに随分な言い草だと思う。
「…なんだじゃないでしょう。」
いまはもう落ち着いたけどつわりで具合悪くなるし、胸は異常に張ってるし、服は満足に着られないし、いいことはあまりないような気がする。
「いや〜、やっぱおまえ火遊びが過ぎたんだって。」
本当に酷い言い草だ。
「…こっちの火遊びを教えたのは誰でしたかね。」
目の前の水賊のあんちゃんが元はといえば一番悪いのだ。
「何のことだか、ほら、俺バカだからさ。」
都合が悪くなるとすぐこれだ。
「それより、な、俺、まだ妊婦って試したことなくてよ。」
あきれ果てた話だ。
「はぁ…とんでもない人ですね…」
ため息をついてみせる側から、ボクを抱き寄せてくる。
「な、優しくするからよ?」
耳元でささやく。
どうせいやだって言っても聞きやしないんだから、したいようにさせることにする。
…もちろん、赤ちゃんに障るような真似はさせないつもりだけど。

火遊びの末路「ふい〜、つかれたぜぇ〜。
ボクから離れて甘寧が笑う。
「やっぱ気ぃ使ってダメだな。」
といっておきながら、たっっっっっぷり中出ししてくれましたけどね。
「で、結局誰のガキなんだっけ?」
火遊びは事実だけど、一応目星は付けてある。
というか、甘寧にこんなことを言われるとさすがに切なくなる。
「…認知して…かんねい…」
ちょっと上目づかいで、うるうると見つめながら言ってみる。
ボクの言葉に甘寧の顎はかくーんと落ちた。
「んな!なななななななななな…」
ボクを指差してぶるぶる震えてる。
「何を証拠にって…言うんですか…?」
証拠はないけど確信はある。
「ボクのここに最初に無理やり道つけて…その上それから毎日のように一番深いとこに、やだっていってるのに…濃いのを何度も何度も…どくどくって…」
その通りだった。
酔っぱらった勢いで押し倒されてから、もう何回されたのかとっくの昔に数えるのはやめてた。
大体火遊びだって、甘寧がもう少し優しくしてくれるんだったらあんなにはしなかったと思うし、つまり…ボクがこうなったのも全部甘寧のせいなのだ。
だから、責任は取ってもらわないとスジが通らない。
「…ずりぃじゃねぇかよ…男だと思ってたら、女だったなんてよぉ…」
がっくり肩を落として、ぶつぶつと文句を垂れる。
どうやら初めてのときのことを言ってるらしい。
「そんなの…言い訳になりませんよ。」
半分演技、半分本気の涙をぬぐってみせる。
それが予想以上によく効いたらしい。
「…あぁもう!!!いいよ、俺が親父でお前がかーちゃんでっ!!!」
何か言おうとして諦めて、どうにでもしろといった様子で甘寧が開き直る。
…まあ、これでよしということにしておきましょう。
バカで野蛮な人には違いないけど、意外と優しいところもあるし、侠気もあるし、ね。



無双3から女体化ぼて陸遜です。
ええもう、火遊びが過ぎてこんなことになったに違いありませんとも、ええ(爆)
甘寧はいい迷惑かも(笑)

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