「僕は僕で楽しんでくるから、二人して楽しんできなよ?」
といって人ごみの中にクッキーが消える。
立ち寄った町は祭りの真っ最中。
魔物とかが出て物騒だけど、秋の収穫祭くらいはにぎやかにやろうということなのだろう。
「気を、使ってるのかな?」
マリアが聞いてくる。
「…そうかもしれない。」
呑気な割に意外と気が回る相棒に感謝しながら相づちを打つ。
「ま、せっかくだから、ゆっくり見て回ろうか。」
お祭りだなんて久しぶりのことでもある…

こ、こんなとこで…だめだよぅ…「…や、やだ…こんなとこで…」
人気のない路地裏。
「大丈夫だって、誰も見てないし。」
マリアのスカートの中に手を入れて、大事なところを撫でながら耳元にささやく。
「み、見てないからって!」
小声で反論してくるマリア。
でも、その割には指にじっとりと暑い雫が絡みついてくる。
「濡れぬれじゃない…やっぱマリアも興奮してたんだ?」
祭り見物を存分に楽しんだあと、宿への近道と踏み込んだ路地で偶然見てしまった恋人たちの情事。
真っ赤になって立ち去ろうとするマリアを抱きしめたまま、息を殺して最後まで見届けたところで、やっぱりこちらも若い欲望を我慢出来なくなったわけで…
「あんなの見せられれば!」
怒ってすねるのが可愛過ぎる。
「あ、ちょ、や…!宿まで、待ってってば、あ!」
マリアとえっちしはじめた頃と違って、この頃は随分紳士になってたけど、今日は我慢できない。
「ごめん、宿まで、持ちそうにないや…」
片腕でひょいっとマリアの脚を持ち上げて、素早くズボンの中から押さえつけられていた物をとり出す。
「ば、ばかぁっ、ああああぁぁん!」
マリアの可愛い悲鳴を聞きながら、俺の分身が熱くてきつくてぬるぬるした場所に埋まりこむ。
「ぅっく、んん!」
壁にもたれて、ふるふる震えてるマリアをしっかり抱きしめて、腰をぐんぐんと突き動かす。
「すご…ぐちょぐちょいってる…!」
押し殺したすすり泣きを聞きながらマリアにささやく。
生で触れ合ってるのがその場所だけというのが、凄い快感を与えてくれる。
「い、いやぁ!あぁ…あん、んくぅ!」
抗議しようとしたところで、俺の分身がいいところにジャストミートしたのか、マリアが思わず結構大きな声をあげてしまう。
自分の声に驚いたように周りを見回すマリアの、俺をつつみこんでる場所がぎゅっといきなり締まる。
「ちょ!まり、あ…いきなり、きつ、い!」
歯を食いしばって、堪えようとしたのは一瞬遅かった。
「あ!」
「あ…」
2人の声が重なる。
ぶびゅううううううっ!って感じでマリアのちっちゃなお腹の中にぶちまけられてく俺の精子。
「ん…いっぱ…い、でて、る…」
半分満足したような、してないようなマリアのささやき。
「ごめ…あっけなく、出ちゃった。」
最後の最後まで注ぎ込みながら詫びる。
「宿戻ったら、マリアもちゃんと、満足させてあげるからね。」
…その誓いはちゃんと果たしたというのは言うまでもない。

「…ねぇ、やりまくるのは止めないけどさ、朝までつながったまんま寝てるのはやめてよ。」
クッキーにあきれたように言われるくらい…



久しぶりにドラクエ2のムーンブルクたん〜
路地裏でいただかれております(爆)

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