「ありがとうございます。わたしはラルス16世の娘、ローラです。」
牢の前にいたドラゴンが地響きを上げて倒れ、牢を開けて現れたのは逞しい若者。
歌劇に出てくる役者ほど美形というわけではないけれど、精悍な、整った顔だち。
「…もう、誰も助けに来てくれないと思っていました…」
これは実感だった。
さらわれてから、幾度も牢番のドラゴンと何者かが戦っているのは知っていた。
そして、そのたびにかすかな希望が打ち砕かれてきた。
「本当に…夢の…?」
若者が剣を捨て、鎧を脱ぎはじめる。
「あ、の?」
すっかり身軽になった若者が、私につかつかと近づいてくる。
「え?」
がしっと肩を掴まれ…
「んぅ!」
いきなり唇をうばわれて…
「きゃああああっ!」
ベッドにおもいっきりな力で押し倒された。
「な、何をなさるのですか!」
あまりのことに逃げようとする私をちょうど四つんばいになるように若者が押さえ付ける。
「こんな事出来るのは、今しかないからな…!」
ドレスの上から乱暴に乳房を掴みながら、私の耳元に熱い息を吹き掛けてくる。
「え、い、イヤです!こ、こんな!」
私を抱きしめる力が物凄い。
乱暴に唇を幾度も幾度も奪われる。
「ローラ姫、キスされたのは初めてか?」
狂気染みた表情。
視線が痛いほどまっすぐに私の顔を捕らえる。
その視線に逆らうことが出来ずに、首を縦に動かして若者の問いに答える。
「あははは…最高の気分だよ、ローラ姫!」
一層狂おしく唇が重ねられ、乳房がおもちゃにされる。
「ん…くはぁ…はぁ…はぁ…」
息をも付かせぬ若者の動きがふっと止まる。
息を整える私の下半身を覆っていた布がいきなりめくりあげられる。
「!…きゃああぁぁぁっ!」
「おおっ!」
私の悲鳴にかぶさって若者の声がする。
「み、見ないでください!」
ドレスの下の下着には排泄の便利のために大きなスリットがある。
つまり、彼の目には私の隠しておくべき場所が全てみえるということだった。
「あ、…ああ、ローラ姫…なんていやらしい下着なんだよ!」
若者が下着のスリットを力任せにこじ開ける。
「あ!い、いやっ!!!」
不浄の穴とは違う場所。
月ごとに血を流す、赤子を宿す場所につながる入り口。
そこになにか熱いものが押し当てられる。
「が、我慢できるか!」
ぐいぐいと容赦なくその熱いものが私の身体に押し入ってこようとしている。
「痛いっ!いたいいたいいたいぃぃぃぃぃっ!!!!」
私の入り口から押し入ろうと熱いものが押しつけられる度、身体が真っ二つになるかのように痛む。
「く、う…暴れるなよ!…あ、…あぅ!」
そんなことを幾度も繰り返すうち、若者の身体にいきなり震えが起こる。
「ひゃ!?」
ぶちゅ!という感覚と共に股間の中心に生暖かいものが溢れる。
何事が起こったのかと一瞬とまどったその時だった。
「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
「ひ!いあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
ぶつずるごつっ!
何かが千切れる感じ、身体の中を異物押し広げる感じ、お腹の底を熱い塊が突く感じが僅かの間に私を襲う。
「うぇっ!げほっ、げほっ!」
全身から冷や汗が噴き出る。
気持ちが悪くなったようになってえずく。
「あぅ!あぅ!出てる!出てる!ローラ姫に、出てる!」
何が何やらわからなかったが、お腹の奥でびくん、びくんと何かが脈打ってるのははっきりわかった。
「中出し、中出ししてるんだ、ローラ姫、俺の精液腹んなか、どばどばって!」
若者の声を聞いてるうちに気が遠くなって行く。
…せいえきってなんだっけ…あ、そうか…あかちゃん…の…たね…

もう、もう…壊れて、しまいます…

ぶぢゅっ!ぶぢゅっ!と音がしてる。
私の身体と彼の身体が擦れあう音。
お腹の奥に溜まっている粘っこい物が彼の身体につき交ぜられ、塗り広げられ、擦り込まれて、掻き出される。
「もう、んぁ!…許して、ください…」
ベッドに刻まれた真新しい傷。
その回数だけ、彼は私のお腹に精液を送りこんでいた。
最初の一度めは刻んでいないから、もう5回私に「中出し」した事になる。
「やめられるかよ、こんな、最高の、女!」
ぐぢゅぐぢゅいう音が激しくなる。
股間の感覚がもうほとんど残っていない。
まるで他人のように感じられるが、太股にどろどろと流れる血と精液の感触が、これが他の誰でもない自分のことだと教えてくれる。
「はぁっ!はぁ!イクぞ!イクぞ!」
ずぢゅん!と私のお腹の奥、赤ちゃんのためのお部屋の扉を突きあげて、彼が動きを止める。
「ひあああぁぁぁんうぅぅぅ…」
びくり、びくりとお腹の中を彼の体が揺すぶる度に、どくり、どくり、と赤ちゃんの素が流れ込んでくる。
「お腹が、お腹がぁ…いっぱいに…」
何者にも穢されたことのなかった神聖な場所が彼の精液で満たされていく。
…竜王に穢されるよりは遥かに良かったのだろうけれど、もう、今朝までの私には戻れないんだと思うと、涙が止まらない…
「ローラ、いいな、お前はもうこれで、どこにも嫁に行けない。お前は、俺の、俺だけの女だ!」

…それから、城に帰るまで幾度彼と交わったのだろう。
夜の宿屋で寝る間もないほどに、露天風呂でお互いの身体を洗いながら、人気のない路地裏で、怪物と戦った昂ぶりのままに草むらの上で…私の身体が性の快楽を覚えはじめてからは一層激しく。私の体中に彼の匂いがしみ付き、彼と交わる快感が頭から離れなくなるまで…


剣神ドラゴンクエストのローラ姫〜
助けられたところで早速(爆)

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