「おにいちゃん。」
仕事をしている俺の背後から、ぺとりと柔らかいからだと甘える声。
「…スファー、忙しいんだけどな。」
声の主の頭を撫でてやりながら、使っていたペンをインク壷に放り込む。
「この頃そればっかり。」
スファーナが不満そうに口をとがらせる。
彼女の国を陥落させてもう3ヶ月以上の時間が流れていた。
制度や法の統一や、行政・軍事組織の再編成…王といっても亡国のお姫さまと戯れる時間もない。
まあ、戦闘が局地的なものですんだおかげでこの秋の収穫はそれなりに期待できるし、そのせいで新領地の民心も落ち着いてはいる。
「おうさまはいそがしいんだよ。」
書類を片づけながら言ってやる。
確かに、ここ一週間はこの秋の収入の見込みやら予算の見積もりやらでちょっとご無沙汰していた。
したくないのかといえば、明らかに嘘になる。
ふっきれてからのスファーナは、どうしようもなく可愛らしくて、いくらでも抱けるようなほどに愛しく思える。
「でも、そろそろ峠越えたでしょ。さっき大臣から聞いたよ。」
彼女の国の大臣も、軍事に関係のない大臣の幾人かを留任させている。
だから、仕事の進み具合も筒抜けというところ。
「しかしな…みんな泊まり込みで仕事しているんだ。俺だけ、遊んでるわけにはいかないだろ?」
未練たらしく俺の身体を撫でてるスファーナに言ってやる。
「全く仕事熱心でうれしい限りですな。」
宰相がドアを開けて入ってくる。
「皮肉かい?」
手ぶらで現れた宰相に言ってやる。
「陛下に休んでいただけませんと、我々も休めませんのでね。」
俺の机の上にあがっている書類をまとめて見やる。
「一区切りついたんですから、たまにはスファーナ姫と遊んでてください。」
スファーナが心底うれしそうな顔をしたのが見ないでもわかる。
「遊ぶというのは語弊がありますか…陛下にはスファーナ姫となさるお仕事があるのでしたね。」
くつくつと笑いを堪えつつ宰相が言う。
「そういう言い方は良くないと思うがな。」
宰相に言い返すが、迫力は足りない。
「ということで、本日は陛下の表向きの仕事はおしまいです。明日は寝坊してもいいですから、どうぞご存分に残業していてください。」
書類を持って立ち去ろうとする宰相。
「あ、ご報告が遅れましたが…レスティナ姫、ご懐妊だそうですよ。」
最後にそう言い残して、今度こそ宰相が部屋を出て行く。
「お姉ちゃん、赤ちゃん出来たのかぁ…」
レスティナは本国に送られて、俺の国の有力な傭兵となっている山岳民族のまだ若い部族長の妻として与えられていた。
散々に凌辱された後ではあるが、ぜひにと求められたからにはそうせざるを得ない。
「最初は慣れなかったけど、すごく良くしてくれてるんだって。」
先日レスティナからの手紙を受け取ったとスファーナが言う。
今懐妊がわかったということは…ちょっと微妙ではあるが、城が陥落し、輪姦された時の子供ではないのだろう。
この城勤めの侍女や貴族の娘の多くも続々と懐妊が発覚していたが、その時期を考えると部族長の子供らしかった。
「なにか、祝いでも送ってやるか…」
俺にとっても全く感慨がないわけではない。
「ね、それより…」
お許しが出たので、もうスファーナをとどめるものは何もないわけで…
「わかったわかった、そう焦らなくても…」
俺だってもうこうなったら止まるものでもない。
スファーナが俺の前に回り込んで、手早くズボンのボタンを外しにかかる。
「お、おい…!」
びよんと戒めから解かれたように弾け出る俺の逸物。
「やっぱりおにいちゃんも、したかったんだねぇ。」
すりすりとさらに元気づけるように、俺の膝の上に腰かけたスファーナが逸物を擦る。
「スファーナ…少しは慎みをだな…」
言いかけた俺の唇をスファーナの方から塞いでくる。
求められればもちろん応えるが、正直困ったものだと思わないではない。
優しく剥き出しの乳房や、尻を愛撫しながらねっとりとしたキスを続ける。
「んー…」
潤んだ瞳のスファーナが口を離すと、唾液の糸がつと延びる。
「男を知らなかったお姫様を、はしたない女になるまで散々犯したえっちな王様は…誰ですか?」
俺の幹の部分に自分の股間を擦り付けるスファーナ。
もうそこはじっとりと熱を帯びて潤み、いつでも俺を受け入れることが出来るようにひくひくと蠢いている。
「あ!あふ!」
後ろから手を回して、じゅくじゅくと愛液を滴らせる膣口を指でえぐる。
「はぁあ…ああ…」
スファーナがみずから腰を動かして、俺の指を熱くうねる胎内へと導き入れる。
自慰の経験が少ないうちに男を覚えたせいか、彼女はとじ目のぽっちをいじられるより、膣内をえぐった方がイイらしい。
「ひゃ…そこ、いじられたら…ちから、ぬけちゃ…」
それでももう片方の手で陰核をいじるとびくびくと震えてすがりついてくる。
「手がびしょびしょになるな…」
中をえぐっていた手を引き抜くと、きらきらとした愛液の糸が指の間をつなぐ。
その汚れた手を拭うように今度はスファーナの豊かな胸をじっくりと揉みしだく。
「んぅー、あ!は、あぁ…きもち、い…」
くりくりと乳首と下の突起を同時につまんでいじめる。
俺の首筋や胸板に何度も何度も吸いついて、スファーナが快感に耐える。
「だ、め!も…ちょう、だ…い…」
身体のぶるぶるが止まらなくなったスファーナがかじりつくようにすがりついてくる。
「おち○ちん…おにいちゃんのおっきいの…」
天井を向いている俺の先端を器用に腰の動きだけで熱い肉の間に捉えるスファーナ。
「ぁはああぁぁぁぁぁぁあ…」
そしてそのままずぶずぶと窮屈な膣肉で俺の逸物を咥えこんでいく。
全身にさっと朱がさし、閉じた目から随喜の涙が溢れる。
「…う!んっ!」
体重がかかっているので、かなり奥まで一気に入った…と思う間もなくスファーナの身体が大きく跳ねて、膣がぎゅと締まる。
お腹を中心にぶるぶるとした震えが続いている彼女をきつく抱きしめ、俺も遠慮のない抽送をはじめる。
「らっらめ!死んじゃう!いった、いったよぅ!やすむぅ!!」
半分意識が飛びかけてたスファーナにスイッチが入る。
俺を迎え入れただけで彼女が絶頂まで達してしまったことはわかっていた。
だが、申し訳ないがこちらもだいぶ溜まっているせいで余裕がほとんどない。
というか、彼女が落ち着くまで、絶頂直後の膣の締めつけに耐える自信がないのだ。
「いっああ!とんじゃ!あたま!へんっにぃっ!!」
ぶんぶんと頭を振って、発狂したように叫び続けるスファーナ。
俺がいつ果てても、ここまで行けば彼女も確実に道連れにできるだろう。
こういう時は一気に勝負をかけて…か、け…
「っつおおおっ!!!」
じゅばっと派手な音を立ててスファーナの最深部に逸物を突き込む。
びゅうるりと重い感覚を残して、彼女の奥底に俺の身体から欲情の塊が打ち込まれる。
「っひ!、!は!」
かっと目を見開いて声にならない悲鳴を喉の奥から絞り出すスファーナの腹の中で、俺の逸物は長く激しく咆哮し、彼女の子宮を精液で満たしていく。
「あぁぁぁ!あー!!!!」
受け止めきれぬほどに注がれる精をまるで吸い上げ、貪欲に飲み込むに蠢く彼女の膣に、俺は何もかもを忘れて注ぎ込んでいた。

「おに…ちゃ…ん…」
長いキスの後、身体を名残惜しそうにゆっくりとスファーナが離す。
「よかったか?スファー?」
じゅるっと音を立てて、半立ち状態の逸物が彼女の膣穴から抜ける。
ぽっかりと開いたままになっているそこから、ぽたぽたと愛液と精液の混合液が床に落ちる。
「う…ん…まだ、あたま、へん…」
俺の膝の上から下りて床に座り込み、二人の混合液でどろどろになった逸物を口でしゃぶりはじめる。
「ス、ファー…」
射精した直後のそれを口で愛されるのは、何ともいえずむず痒い。
「あは、まだおっきいの…これ…」
ぐちゅぐちゅと音がするのに気が付いて下を向くと、自分で自分を慰めているスファーナの指。
早くも彼女の秘裂から溢れた精液が床に大きな白い泥濘を広げている。
「…残ってるぅ…おにいちゃんの精子…」
舌の上にどろどろと俺の鈴口から残り汁が溢れて広がる。
「お医者さんに聞いたの、今日は…たまごがお腹にあるんだって…だから…」
舌の上の精液をごくりと飲み下し、スファーナが真摯な目を向けてくる。
「もっと…もっとどくどくって出して…すふぁーの赤ちゃんたまごにいっぱいかけて!」
…どうやら、本気で俺の子を産むつもりらしい。
漠然と、スファーナは俺の子を産むことになるだろうとは思っていた。
また、これまでも彼女の口から幾度もそれを願う言葉を聞いてはいた。
「…スファーナ、俺の子を産むんだな?」
意味のない確認だとは思う。
「はい!スファーナはおにいちゃんの子供を産みます!」
奇妙な宣誓。
だが、そんなことはどうでもいい。
彼女が本気なら、俺も本気になるだけのことなのだから…



人気投票同率3位はスファーナ姫〜
いっぱい中にもらったのにまだまだ足りないみたいです(爆)

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