「少しは馴染んできたか?」
スファーナを呼びつけて尋ねてみる。
彼女の純潔を奪ってから1週間あまり。
最初の3日は徹底的に犯してやったが、その後は国務の方が忙しくなったのと、彼女を休ませるためもあって、せいぜい夜に呼びつけて1回犯すくらいにしていた。
「…馴染むわけないわよ…」
体力と一緒に気力のほうも回復しているのだろう、俺を睨みつけながら吐き捨てるようにスファーナが答える。
「今日も慰みモノにするんでしょ?!さっさとしたらどう?」
投げやりな態度。
俺の母親の話を聞いてからは、スファーナは俺を拒むことはしなくなった。
母親の復讐のために俺が彼女を凌辱していると考えているのだろう。
無論それもあるが、決してそれだけではないのだが…
「威勢がいいな…それじゃあ、まずこれを飲め。」
予めグラスに作っておいた物を差し出す。
「…な、に?」
俺の手から受け取って、口を付けるのをためらうスファーナ。
「言っておくが毒なんかじゃないぞ。」
グラスを持っているスファーナの手を取って、ほんの少し飲んでみせる。
「な。」
別に俺が苦しむ素振りも見せないのでどうやら安心したらしい。
「一気にあおれ。飲みやすいはずだ。」
しばらくグラスを見つめた後、意を決して一気にその液体をスファーナが飲み下す。
「…飲んだ、わ。」
空になったグラスを俺に返しながらスファーナが告げる。
「そうか、いい娘だ…」
そう言いながら服を脱ぎ、彼女の身体を抱き寄せて椅子に腰かける。
「…っ!」
腰かけた俺の上に座るような格好になったスファーナが身体をびくっと震わせる。
「しばらく、話でもしようか。」
そう耳元にささやいて、彼女の身体を両手でまさぐる。
「い、いやっ!」
逃げようとするのを抱きしめて、両手と唇で彼女の身体を責める。
「や、やめ、て…気持ち、悪い…」
と口では言うものの、責めはじめてほどなく男を知ってしまったスファーナの身体がしっとりと熱気を帯びはじめる。
吐息も明らかに熱っぽい。
「くくっ、熱くなって…柔らかくなってきたぞ、スファーナ。」
耳元に息を吹き掛けるようにささやく。
「くっ…い、やぁ…」
自分でも身体の変化に気付いているのだろう。
顔を背けて拒絶の言葉を返す。
「自分でも、変だって気付いてるか?」
スファーナが何か言う前に尋ねてみる。
「…さっき…変なもの、飲ませた…のね?」
俺の言葉で何事かを悟ったのか、強い口調で尋ねてくる。
「賢いな、スファーナは…そうさ、かなり強い媚薬をね。」
くすくすと笑いながら賢い王女の問いかけに答えてやる。
「外道っ!」
そう言いつつ肩を震わせるスファーナ。
「だから全然変じゃないぜ、素直に感じてみせろ。…全部、媚薬のせいなんだからな!」
そう言い放ってスファーナの唇を塞ぎ、両の手を本格的に動かしはじめる。
「く、ぅ…ふぁ…ん、ん…」
快感を感じはじめていたスファーナの罪悪感のたがが俺の言葉でゆるんだらしい。
あいかわらず声は押し殺しているが、明らかに声が甘ったるくなっている。
「ひ…ん…いた、い…」
ちょっと強めに乳首をつまみあげ、秘所を包み込むように揉みあげる。
「ひゃああぁっ!」
びくびくっと脚を震わせるスファーナ。
掌にじっとりと汗とは違う体液を感じる。
「濡れてきたな…気持ちいいか?」
顔をのぞき込むとうるうるに潤んだ瞳と目があった。
頬も耳も真っ赤に上気している。
「いや、違う…あ、ぁっん…くす、ぐった、い…」
完全に発情した女の顔でスファーナが首を振る。
「ずいぶんと効くな、あの薬。」
彼女の膣に指を差し込みながら、陰核も一緒に擦る。
「ひいっ!…や、やだ…や、だ…」
スファーナの身体がひくひくと震える。
目から涙がこぼれるのよりも多く、彼女の秘芯から愛液がこぼれる。
「いい事を教えてやろうか?」
もう彼女の快感が後戻りできないところまで来ているのを悟って、彼女に隠していたことを教えてやることにする。
「な、なにっ?…ひ、あああっ!…ん、ぅんっ!ん、ん、ん、ん…」
ぶるっ、ぶるっという痙攣を起こしながら、やっとのことで聞き返すスファーナ。
最後の刺激があれば絶頂までたどり付こうかというところまで彼女を高め…
「あの薬な…ただの色つきの砂糖水だったんだ。」
薬で理性を壊されたと信じ込んでここまで登りつめたスファーナに残酷な真実を教える。
「…だから、お前がこうなってるのは、媚薬のせいじゃない。全部お前がいやらしいからなんだぜ。」
はっきりとそう告げながら、俺は彼女に最後の刺激を与えた。
「う、うそっ!っあ!…!…いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
ブランデー入りの砂糖水という小道具に見事に引っかかったスファーナが、耳をつんざく絶叫とともに俺の腕の中で達する。
ここらで一度とにかく俺の手でイかせておこうという狙いは見事にあたったわけだ。
スファーナ姫第23幕です〜
だいぶ間を空けてしまいましたが…