「ほら、いつまでひたってるつもりだ?」
またスファーナにに触れたくなって、抱き起こしてやりながら喝を入れる。
「ん、あ…」
いやいやをするようにかすかに首を振りながら、抱き起こされた勢いそのままに俺の身体にもたれ掛かる。
その力を失った様子が艶めかしくて、ぞくりと背筋に新たな欲望が走る。
「しょうがないヤツだな…」
俺は、ごく自然にスファーナの唇を奪っていた。
「ん…?!」
びくっと彼女の身体が震える。
唇を重ねて、結局非道に徹し切れなかった自分に苦笑する。
「うぅ…んー…ぅ」
スファーナの首が俺を振り払おうと動く。
それを押え込むようにして唇を貪る。
「ふぅっ!んんっ…うぅう…」
俺はがむしゃらに彼女の唇を吸いながら、彼女の身体を強く強く抱きしめた。
「ぷ、はっ!」
長く長く続いたキスの後で唇を離すと、スファーナの吐息が続く。
「…初めてか?キスしたの。」
荒い息を吐いているスファーナの耳元で尋ねる。
「どうでも、いいことでしょ…」
目に新たな涙を溜めてにらんでるってことは、まあ初めてだったのだろう。
そうなるとファーストキスより先にロストバージンした訳で、完全に無垢な身体を思うがままに穢してやったという満足感が沸き起こる。
「そうだな、これからも、気が向いたらキスしてやるよ。」
そう言ってから、何か言いかけたスファーナにもう一度軽くキスをして、彼女の身体を持ちあげるようにして立たせてやる。
「くぅ…」
顔をしかめるスファーナ。
足もとがふらついておぼつかないのを後ろから抱きかかえて支えてやる。
「まだ、なんか挟まってるような感じだろう?」
そういう物だと以前聞いたことがあった。
耳まで赤くして、唇を噛み締めてうつむいたところを見れば、その表現は正しいらしかった。
「…お前のま○こが俺のチ○ポの形を覚えたせいだろうな。」
もちろん実際にそういうことかどうかはわからないが、結構自分では上手いこと言ったなとは思う。
「…しりません…!」
スファーナが顔を背ける。
その様子が愛らしく、笑いかけながら、ふと彼女の顔の先を見ると姿見が目に入る。
そこで一つの考えが浮かんだ。
「ほら、スファーナちょっと歩こうか?」
後ろからぐいぐいと腰を押し付けて無理やりに彼女を歩かせようとする。
「い、いやっ、背、背中に変な、モノっ!」
背中に触れる俺の逸物の感触がイヤなのか、不承不承歩みを進める。
「!!」
姿見の前に到着したところで、スファーナの身体がびくっと大きく震えた。
鏡の中にいるのは、男に抱きすくめられ、股間から破瓜の血と男の精液を垂れ流している哀れな少女。
それが自分の姿だと認識できないのか、目を見開いたまま、鏡に映る己の姿を凝視している。
「ほら、ここにさっき、俺のチ○ポから、たくさん子種を注いでもらったんだぜ?」
スファーナおへそのちょっと下、彼女の子宮がある辺りを優しく撫で回す。
「は…ぁ…あ!」
ほんの少し力をこめてそこを押さえると、ぶぢゅ…と音を立てて、彼女の股間から白濁した濃厚な粘液が噴きこぼれた。
「子宮の中までたぷたぷに入ってるな…」
その事実になんか感動すら覚えてしまう。
が、スファーナにとってはそれは絶望的な宣告でしかない。
「い…ひ、やあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
絶叫に、激しい泣き声が続く。
俺は、ひたすらに泣きじゃくるスファーナをあやすようにずっと彼女を抱きしめていた。
スファーナ姫第10幕 鏡の前で種付け確認〜
鏡の表現は要研究といったところですね…