京の都の夜の闇は、深い。
ただ広いだけの、うらさびしい屋敷の一角だけに灯るわずかな明かり。
以前は豪奢を極めていたであろう庭も、主の没落を象徴するかのように荒れ果て、人の背丈ほどもある草が生い茂るのみ。
「物の怪でも出そうな屋敷だな。」
草をかき分けかき分け進む若い男二人。
「ところが若、物の怪ではなく姫君が住んでおりますよ。」
前を歩く、やや年かさの若者がにやにやと笑いながら振り返る。
「血筋はおよろしいようですが、親に早く死なれたおかげでこういう屋敷で寂しい暮らしという寸法で…」
明かりの灯る対の屋の脇にそっと身を潜める若者。
「文のやりとりなんかできねえからなー」
東国なまりのある言葉で年下の若者がつぶやく。
「都の姫君だろうが東国の娘だろうが、結局することは同じですからね、手っ取り早く行きましょうや。」
くつくつと笑う年上の若者。
「思い出したら、たまらなくなってきたな。」
年下の若者が、故郷に残してきた数人の娘たちを思い出し、股間をたぎらせる。
「悪い若君ですね。さんざん手を出しておいて、本命は都の高貴な姫君ですか。」
都の貴族の血を引く若者に娘を差し出す豪族は多かった。
若さに任せて特に拒みもせず好き放題に渡り歩いた若者だったが、どうせ娶るならば上を目指すつもりで、父親の代から縁があるとある大貴族の家に転がり込んでいたのだった。
「連れ帰るにしても囲うにしても、これほど都合のいい話は滅多にないからな、楽しみだぜ。」
中央に見切りをつけ、地方で武力と富を蓄えた一族の若者にとって、没落した貴族の娘というものはあまりにおあつらえ向きということなのである。

「…どなたですか?」
几帳に映る人影に問いかける、まだ幼いが、玉のように美しい姫君。
「小萩さまはここにいてくださいまし…」
危険な気配を感じ、まだ若い女房が立ち上がり、そっと几帳の陰から覗く。
「どち…」
若い男が立っているのに気づき、紙燭を向けかけた女房の身体がいきなり引きずられて消える。
「あ…」
何が起こったのかわからない姫君。
「んぐ、お゛ー、ぐ、んぐーんおあぁぁぁっ!!!」
几帳の向こうから聞こえる何かが激しく暴れる音と、女房の上げる凄まじい悲鳴。
「あ、さん、じょう…?」
ただならぬ気配を感じてすくみ上がる姫君。
その眼前にぬっと現れる水干姿のよく日に焼けた精悍な顔立ちの若者。
「あ…」
揺れる灯りにぎらりと白刃がきらめくのを見て、あどけない姫君の意識が途絶える。

肌にひんやりと夜風を感じて、姫君が目を覚ます。
「う…うぅ…」
ぺちゃぺちゃと何かがすすられる音。
自分の身体を何かぬらめくモノが這い回り、脚の間を執拗にさまよっている。
「あう…もう、勘弁して、くださいまし…」
几帳の向こうからかすかに女房の声がする。
「な、なに…」
物の怪に襲われた心地で姫君がおそるおそる目を開ける。
はだけられた着物と持ち上げられた細い脚。
「よう、歌も詠まないで悪いが、おまえの殿さんになりにきたぜ。」
自分の白い太股の間から顔を上げた若者がにやっと笑う。
「ひい!!!」
姫君が慌てて脚を閉じるが、若者の顔が挟まってしまう。
「お、もっと舐めて欲しいってな。」
また一心不乱に姫君の秘裂を舐めしゃぶり、唾液をまぶしていく若者。
「いやぁ!きたな!!」
逃れようとしてもどうにもできないほどの力で押さえ込まれる姫君。
「ひぃ…ひぃ…」
香の匂いと生臭い女の匂い、おびえる姫君の尿の匂いが混ざり合い、若者の獣欲をひたすらにたぎらせていく。
「ふー…ふー…」
姫君がおびえきっているせいか、若者の思うようには潤わない秘裂であったが、それにお構いなしに自らの唾液でべとべとに汚していく。
「た、たべ、られる…」
何と勘違いしたのか泣きじゃくりながらそう言う姫君に、若者の忍耐が限界を迎える。
「喰いやしねーよ、まぐわわせてもらうだけだっての。」
よだれをぬぐいながら起きあがり、天をついて持ち上がる剛直を見せびらかすように腰を突き出す。
「ひっひいいぃっ!!!」
薄明かりに照らされているだけでも、若者の股間のそれがまがまがしい迫力を持っていることはわかった。
「いい子にしてれば極楽に行けるぜ…」
すくみ上がる姫君の脚を大きく開かせ、苦労しながら反り返った剛直の角度を合わせる。
「いっいやいやいや!!」
焼けた金棒を押し当てられたような感触に姫君が空しい抵抗を見せる。
「痛いのは最初のうちだけだから、な!」
想像よりも入り口は遙かに小さかったが、それでも入らないこともないだろうと腰を突き刺す。
「ぐぎいっ!!!」
ぎりっと姫君の歯がきしむ。
「ぐ」
無理かとも思われたがそれでも力をこめるとめりめりと言う感覚とともに剛直が入っていくのを感じる。
ぶつりとなにかがちぎれ飛ぶ感覚を若者が剛直の先端に感じる。
「ひぎあああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
姫君のあらん限りの絶叫。
そこを通り過ぎると、ごりゅっ!っと姫君の固い肉を押しわって、若者のそれ以上に固い剛直がずるりと最深まで埋まった。
「!っ…!!!」
がくっ、がくっと舌をつきだし、大きく目を見開いたまま姫君が痙攣する。
姫君の小さすぎる肉洞にがっちりくわえ込まれた若者の剛直が、手で握られているかのように絞り上げられる。
「う…む…むっ!」
女を覚えて間もなかった頃に無理矢理召使いの少女を犯した時のことを若者が思い出す。
限界までに猛った剛直を強引に処女穴に突っ込み、その締め付けだけで腰を振る間もなく小便のように精を漏らした苦い思い出。
まさに今度もその再現だった。
「う…く…」
あのころの自分とは違うと歯を食いしばって耐える若者。
「…い、い゛たいいだいい゛だいよ゛おおぉぉぉっ!!!」
突然気が違ったように暴れはじめる姫君。
押さえつけた脚が宙を蹴り、伸びた腕が床を激しく叩く。
もちろん暴れるのは外側だけではない。
脚が動き、腰がよじれると、姫君の限界にまで広げられた秘洞もよじれ、蠢く。
「うお!!!!!」
腰が抜けるような感覚とともに若者の精が締め上げられた剛直を通り抜けて噴き出す。
「ひあ。」
腹の奥底に何か煮えたぎるものが注がれたのを感じたのか、姫君の身体が雷に打たれたように大きく痙攣し、こわばる。
血と混ざり合った白濁液が姫君と若者の結合部のわずかな隙間からにじみ出す。
「ほ、お、お…」
びゅくりびゅくりでもなく、びゅっびゅっでもなく、びゅるびゅるでもなもく、びびびびびびぃっ!という感触とともに精が放たれていく。
にじみ出した精が姫君の腹や尻に流れ、みだらな白化粧を施す。
「ぷ…え…」
唇の端から泡をこぼしながら半失神してしまった姫君に、延々と精を流し込む若者。
「…ふ…ふぅ…と、とまった…」
都に来てから毎日遊女相手に頑張っているのにもかかわらずの量だった。
精力の弱い方ではないと自覚してはいたが、それでもこれほど出るとは思ってもいなかった。
「どうよ、はじめての男汁のお味はさ。」
呆然と涙に濡れた瞳で虚空を見つめている姫君のほおを軽く叩く。
「おなか、いたくて、ぬるぬるして、きもちわるい…」
やっとの事で姫君が声を絞り出す。
「そうかよ。」
予想通りと言えば予想通りの反応につまらなそうに若者が応じる。
「でもな、おまえらが読んでる物語とかいうのにでてくる姫さんだって、書いてないだろうけどこうしてマラ突っ込まれて男汁ぶち込まれてんだからな。」
早くもまた元気を取り戻しつつある剛直に意識を集中させ、軽く腰を揺する若者。
「うぁ…いや…やだぁ…」
胎内のどろどろをぬるぬるとなま暖かいモノでかき回されるおぞましい感触に姫君がうめく。
「何回でもいけそうだ、ぜ…」
きつい膣圧に負けないようにと気合いを込めると、ぐぐっと剛直がみなぎっていく。
「ひいいぃぃっ!おおきく、んおっ!」
ぐ、ぐっと力を増す剛直に導かれるように若者が腰を前後に振り始める。
「あー、すげ、いい!」
遠慮も容赦もなく、ひたすら姫君の肉洞をえぐる若者。

「うああーぅあー!!!」
精でぬらぬらになっているとはいえ、元々はち切れそうなまでに広げられた肉襞をごりごりと擦られると、姫君はただ涙を流して悲惨な悲鳴を上げることしかできない。
「きつい、たまらねぇ!」
限界まで怒張した剛直に張り付くような姫君の肉襞の感覚とひねりつぶされそうなほどにきつい膣圧に、よだれを垂らして若者が荒れ狂う。
「死んじゃう!しんじゃうぅ!!」
ごりゅ!ごりゅ!と容赦なく迎え入れられる限度まで若者の剛直が往復して突き立てられる。
「うえぇ!うぐぁ!」
全身に冷や汗と脂汗をにじませた姫君の脚をがっしりと抱え込み、急激に高まっていく射精欲に支配された若者の動きが激しさを増す。
「ぅっふおおっう!」
限界はあっけなく訪れ、今度は間違いなく姫君の最奥をとらえたところで、若者が獣じみたうなり声とともに爆ぜる。
「うひぃ!んむぅー、んー!!!」
ぶぢゅ!と自らの下腹部がふくれあがるような錯覚すら覚え、姫君が目を閉じて呻る。
「おっ、うっ…とまらね、とまらねぇ…」
ふつふつと汗の浮き出る姫君の身体をすりつぶすように腰を動かしながら、至高の感覚に若者が酔いしれ、子袋めがけて精を射出し続ける。
「ぅふー…うー…ぅああぅ…」
あまりの射精の気持ちよさに半分意識を失いかけたようになっていた若者が、しばらくの後にやっと気づく。
「へ、へへへ…」
うつろに開いた目からは涙、半開きのかわいらしい唇からはよだれを垂れ流したままの姫君が、ぐったりと己の身体の下に横たわっている光景に、若者の嗜虐心が満たされる。
「うしょ…」
腰をゆっくりと引くとぬぢょおおっと精のからみついた肉棒が姫君の肉襞をめくり上げながら抜けてくる。
「ふう…」
最後、ぢゅぼ、と音を立てて先端が外れるとぬとっと精の橋が架かり、ややあってから切れる。
「すげぇ、マラのまんま穴あいちまって…」
先刻、処女を散らす前に見たその場所のたたずまいとは全然違う、ばっくりと開いた薄い陰唇と、べっとりと精に覆われた肉襞をさらけ出し、ぽっかりと空いたままの膣口。
「湧きだしてら…」
無理矢理に広げられた肉洞が本来の狭さをゆっくりと取り戻していくと、奥にたまったものが自然と押し出され、でろでろと溢れはじめる。
「うは、マラが真っ赤だ。」
処女血に染まった逸物をしごき、尿道に残っている精液を絞り出して、姫君の開いたままの膣めがけて垂らす。
「せっかく奥に注いだんだ、漏らすなよな。」
ぐったりと魂が抜けたように横たわる姫君に若者が声をかけて笑う。
「俺の子でこの腹膨らませてやるからな、他の男通わせるんじゃねーぞ!」
「あ…ぅ…もう、との…いらな、い…」
「そうだ、俺のマラだけくわえ込んでりゃいいんだ、わかったか?」
「ちが…うぐ…いだいぃ…」
無遠慮にまた血と精液を垂れ流す姫君の秘裂に逸物を若者が埋める。
「とのも、あかちゃんもいらないぃ…助けて、たすけてええぇぇ…」
姫君の弱々しい泣き声を聞きながら、若者はいっそう股間の凶器をたぎらせるのだった…


平安時代、貴族の姫君は子供が産めるようになるとすぐ結婚させられることがございました。
特に親が政治的に力のある人物だった場合、その娘も親の政治力のための道具のように扱われることも珍しくなかったのでございます。
ただ、この姫君は親を早く亡くし、政略結婚の道具にこそなりませんでしたが貧乏暮らしを強いられておりました。
いつか素敵な殿が現れて、物語のような恋ができるのではないかと、子供じみた思いにふけっていたあどけない姫君の元にある夜現れたのは、鬼のようにたくましい若者でございました。
歌のやりとりもなく突然現れた若者に無理矢理組み敷かれ、姫君はなすすべもなく契らされてしまったのでございます。
焼けた金棒で身体を引き裂かれるような激痛にあらん限りの力で抵抗していた姫君も、胎内に煮えた湯のように熱い若者の精を勢いよく注がれると、ぐったりと力無く横たわるのみでございました。
それから若者は飽きることなく姫君を几帳の中で貪っておったようでございます。
私は、自分の主が泣きじゃくり、時折弱々しく助けを呼ぶのを、若者の仲間の身体の下で、幾度も精を注ぎ込まれながらただ聞いていたのでございます…
ということで、和風姫君凌辱シリーズ?です(笑)

前へ  ぎゃらり〜へ  次へ