c Lさまからテキストをいただいてしまいました!
私の思っていたストーリーもこんな感じでしたが、こちらのほうがもっとえっちぃです(笑)
ありがとうございます〜

 遠慮なく言えば、政略結婚という奴だ。没落しかけ、帝国の保護無しではやっていけなくなった小国が、帝国の有力貴族などと婚姻を結ぶ。
 まぁ、ありきたりな上に俺には興味のない話だ……その当事者でなければ。

「か、硬くなるな……あ、いや、一部は硬くても良いのだぞ。むしろ硬くせよ!」
 で、それなりに豪奢な寝室で、それなりに豪華なベットの上で、真っ裸な俺は下着姿のお姫様と向かい合っているというわけだ。
「いや、とりあえず落ち着けよ?」
やる気ない俺はため息をついて我が身を振り返る。

 俺は下級貴族の出だ。ただ、魔法や剣術、戦闘指揮に長けていて、前の戦争で結構活躍しただけだった。そのせいで勇者だ英雄だと祭り上げられ、政治的に利用され、暗殺されかけ……。皇帝の御前から絞首台の十二段目まで、上へ下へ転々とした挙句、このお姫様の国にお婿として差し出されることで落ち着いた。
 で、このパツキンでロリロリで一部ツルンペロンなお姫様――ヒルダと初夜をすごすことと相成ったわけだ。

「ひっ!……うぐぅっ……」
 結局、俺はほとんどマグロのまま、お姫様は勝手に事を運び、勝手に馬乗りになり、俺の一物を自分の中に入れようとしていた。
 だが、俺のペニスの先端が少し入っただけで、彼女はその動きを止めた。
 無理もないだろう。毛も生えそろわない少女に、そうやすやすと入るはずがない。まして、彼女はほとんど濡れてないのだ。
 だが、それでも懸命に挿入を試みるお姫様。その姿を――俺は見ていられなくなった。
「もう――止めとけ」
「へぇ…?」
お姫様は涙の溜まった驚きの目で呆けたように俺を見る。
「王族の義務がどうのこうのなんて知らんけど、無理して好きでもない奴に抱かれたりすんなよ。俺は、別に浮気とかは全然気にしないからさ」
 いいながら俺はお姫様を退かそうとしたが、
「……いや」
だが、お姫様は
「そんなこと、言わないで!」
自分の体重を全部かけて、俺のペニスを、一気に突きこんだ。
…みちっ、ズブブッ!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
「バ、バカ!」
 結合部から溢れる赤。
 声なき悲鳴を上げて身を引き攣らせるお姫様から、俺はすぐさま抜こうとしたが、お姫様は首を振って嫌がる。
 しょうがなく、俺は少しでも落ち着くように、しりや太ももを愛撫してやる。
 しばらくして、落ち着いたお姫様に俺は改めて問う。
「どうして、こんな無茶するんだ?」
「それは……お主が止める等と言ったからだ」
「いや、だって好きでもない奴に」
「妾が、すっ好きなのは、お主だ!」
「はぁ?い、いつから?」
「あの時で、戦うお主を背を見たときからだ。あれ以来、妾はずっとお主のことを…」
「あの時?……ああ、あの偽講和会議か?」
 そう言われれば確かこの国の近所で、講和する振りをして調印式で騙まし討ちをかけてきた連中を返り討ちにしたときがあったっけ。そのときお偉いさん方を背にして戦ったけど…その中にこのお姫様がいたのかもな。
「妾は……まだ、む、胸も小さいし、アソコも生えそろってもない子供だし、……お主のような英雄にしてみれば、取るに足らない弱小国の姫だ。だが、それでも…それでも妾は……」
 お姫様は、痛み以外の涙を浮かべて俺を見つめる。
 その姿を見て……初めて、俺はお姫様を、ヒルダを政略結婚の道具から一人の『女の子』として見た。
 一連の遣り取りで、萎えかけていた一物が一気に力を取り戻す。
「ひっ、いま、お、大きく……えっ」
 取り乱したお姫様を、俺は抱き寄せて、耳元で囁く。
「……俺で、いいんだな?ヒルダ……」
「……否、お主でなくては、イヤだ」
 蕩けたような口調でヒルダは応えた。
 そうまで言われて無碍に出来るほど、俺は男を捨ててない。
「わかった」
「う……ひうっ」
応えるのを待たず、俺は動かし始めた。
「俺もあんまり経験はないから……上手くなくてごめんな」
「あう、…そ、んなこっ、とぉ…気に、ひうっ…しなくても…あっ」
 そう言っているうちに、ヒルダの声に艶が混じり、股間からも血以外の感触が伝わり始める。
 ずちゅくちゅ、ずちゅずちゅずちゅ……
「ひっ、ひぁ、ふひゃぁん!」
声と水音。
キツいマンコと、触れる柔肌の感触。
目の前で踊る瑞々しく、一点の曇りのない白い肌。
甘い体臭と、何度となく交わされたキスの味。
五感の全てを通して伝わってくるヒルダの存在が、俺を絶頂までへと押し上げる。
「も、もう……膣に出すぞ」
「ふっ、ふっ、ふあんっ…よ、良いぞ!そのまま妾に!妾の中に!子宮に、だ、出してぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「くっ!」
びゅっ!びゅく!びゅくびゅく……
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
俺の吐き出した精子は、ヒルダの幼い胎内の全てを染め上げる。その感触に、お姫様の体は、壊れるのではないかというくらい、弓なりに引き攣り、そしてそのまま俺の胸に倒れこむ。
「はぁ……はぁ……こ、これで終わりなのか?」
 軽い絶頂を感じたのか、顔を紅く染め、垂れてしまった涎にも気づかないお姫様。その様子を見て、俺は分身が力を取り戻すのを感じる。 
「いや、まだまだ…」


「くっ!また、で、出る!」
ビクッ、ビュ……ビュッ…
 俺の精液が打ち出された、というやっとこさ搾り出されたといった感じで、ヒルダの中に注がれた。
「こ、コラ!もっと出さぬか!」
 だが生憎、俺に跨ったお姫様にはそれでも満足していない様子だった。
 数時間前まで処女だったのがウソだったのではないかと疑われるほどだ。もっとも、その股間から精液と愛液に混ざって出てくる血が、本当に処女だったと主張している。
 処女喪失から数時間。俺とヒルダはひたすら行為を続けていた。殆ど童貞同然VS処女で、よくここまで続くものだ。騎乗位から始まり正常位、バック、対面位etc……。で、結局また騎乗位に戻っている。

「ヒ、ヒルダ……もう無理だ。出ない、というか勃たなくなってきた」
「ダメだ!もっと続けよ。子を成すのも王族の務めぞ!」
「そうはいっても……ぬおっ!」
 聞く耳を持たないヒルダは俺の肛門から指を入れて前立腺を(どこでそんな知識を得たのか)刺激する。
「ふふっ、安心しろ。妾は健康には自信がある。お主の子なら、いくらだって産んでみせよう」
「……あ、あの、一体どのくらいが目標なんでしょうか?」
「うむ、そうさなぁ……騎士団一中隊ほどが目標だな」
 一中隊=十六人。
「む、無茶だ!」
「あんっ……きゅ、急に動くな。……大丈夫!成せば成る!」
そういいながら、ヒルダはまた腰を動かし始めた。



 数十年後。かつて弱小だった国は、帝国と対等な関係を築けるほどの大国に成長していた。その原動力となったのは、かつて帝国で英雄と謳われた男の血を引く、十六人の王子王女たちであったそうである。


お姫さま、一番大事なお仕事中〜
奥手なだんなさまから頑張って子種をいっぱい搾り取っております(爆)

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