油断があったとは言え、あれだけの数のモンスターに囲まれてはどうしようもなかった。
戦いの中で意識を失ったあたしが次に目ざめたのは、一人の魔族―ピサロの部屋だった。
様々な因縁がある相手なだけにただでは済まないことは覚悟していた。
してはいたが、いきなり押し倒されるとは思っても見なかった。

「あたし、まだっ!」
後で考えるとそんな言葉で止まるはずはないのだけれど。
こっそり鏡で見たことがあるあたしの小さな入り口が、ピサロの信じがたいほど大きい男のシンボルに貫かれていく。
でろんと長いそれがどんどん短くなっていく…ということはあたしの身体の中に入っていってる。
そう理解した途端に、激痛が股間から襲いかかってきた。
「んっ!にゃああああぁぁぁっ!」
それは冗談じゃなかった。
本気で身体が真っ二つになったかと思った。
「ちょっとぉっ!!痛いっ、痛いっ痛いぃぃぃぃいいいぃぃっ!!!!」
入ってきただけでも痛いのに、下からがつがつと突き上げてくる。
痛みも凄いけど、その衝撃で口から中身が飛び出そうだ。
「やめれえぇぇぇっ!こわれちゃうよぉっ!!!!」
自分でもみっともないと思うけど、これはもうどうしようもない。
ただ、唯一の救いは、それがそう長くは続かなかったことだった。
「うぅ!」
どんどんピッチが速まって、本気であたしの身体が壊れるかと感じられた時、ピサロの腰が今までで一番深く突きあげられた。
…どくっ!どくっ!ぐびゅっ!
音まで聞こえたような気がした。
「ひぅっ!?」
べちゃって感じで熱い飛沫がお腹の底に飛び散る感触に、体が硬直する。
ぶびゅっ!びゅ、びゅびゅ…
びくびくとあたしの中でピサロの身体が蠢く度に、お腹の奥から熱いぬるぬるが内壁を伝って流れるのがわかる。
「ぁ…あ…ひ…ぁ…」
身体が勝手にひく、ひくって震える。
口からかすれた声が漏れ出していく。
「!…!…」
ピサロのヤツもなんかぶるっ、ぶるって震えてる。
耳元に荒い息づかいが届く。
びゅるるっ…びゅ…
段々と勢いが弱くなっていくのにつれて、ピサロの息が穏やかに変わる。
少しでも奥まで注ぎ続けたいというのか、ゆっくりと腰が何度も持ち上がってくる。
「ふぅ…は、はぁ…」
息が詰まるような痛みは遠のいているので、なんとなく冷静になって観察する余裕ができる。
…ロザリーさんにも、こうしていたのかな…?
そう考えると、少しだけ憎たらしい気持ちが薄らいだ。
「…満足…できた?」
あたしは意外なほど自然にそう尋ねていた。
不思議ともう恐れはなかった。
この後どうなるのかは、わからないけど。


ドラクエネタで続けて見ました。
女勇者ちゃんはなかなか可愛いと思うのですが、ウェーブヘアが…
すみません、描けてないです。

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