「わたし、馬にのるのが苦手なのです…」
南船北馬という言葉どおり、私が生まれた江南はどこに行くにも船が便利です。
「馬はいいものですよ。」
馬上から馬超将軍が笑いかける。
北方、西涼の騎馬民族達に混じって育った彼は、蜀軍の将軍たちの中でも、もっとも馬を巧みに乗りこなす。
「将軍は、さすがに錦馬超と呼ばれるだけのことはありますね。」
娘たちが、馬上で颯爽と槍を構える彼の姿を見て騒ぎたてる気持ちもわからないではない。
「ひとつ、乗馬を教えてさしあげましょうか?」
馬上から手を伸べて私を促す。
「…お願い、出来ますか?」
「ふ、はあぁぁっん!」
馬超将軍の寝床の上で、一糸纏わぬあられもない姿でのけぞる私。
「もっと気を楽に、緊張して身体をこわばらせるから、馬も緊張してしまうのです。」
私の股間から口を離した彼が言う。
彼の口から顎にかけて、私がこぼしたいやらしい液体でべっとり汚れている。
「そ、そんなことを、言われても…」
乳房を下から揉みしだかれ、再び始められた股間への愛撫に声を途切れさせながら、やっとのことで答える。
馬上での練習の後、将軍の部屋に誘われた時、私は断らなかった。
もとより蜀に軟禁された身、さらに既に幾度も身体を穢された身でもある。彼が私の身体を欲しているのであれば、それでもかまわなかった。
「んく…そ、そんな、されて、はぁ!」
ぴちゃぴちゃと音を立てて、彼の舌が蠢く。
久しぶりに味わう、優しい、丁寧な愛撫。
「だ、だめ…」
勝手に、腰が彼を求めるように動く。
「そう、その調子…」
彼が微笑んで見あげる。
「こうして、力を抜いて…馬に呼吸をあわせるのが大事。」
こうまでしていながら乗馬の心得を説いているのがなんとなくおかしい。
でも、そんなことはどうでも良くなってくる。
「…将軍…こうやって、人馬、一体になるのですか?」
自由な手を背後に回し、驚くほど巨大な彼の男性を掌で包み込む。
「っ…荒馬に乗るのは、骨が折れるかも知れませんよ?」
彼が笑いながら私を見る。
「…荒馬でも…乗ってみせます…」
清流さんのリクで馬超&大喬〜
なかなかない、新鮮なカップリングですよね〜