お兄ちゃんはあたしの自慢だ。
頭が良くって、かっこ良くって、優しくて…こんな男の人他にいやしない。
お兄ちゃんとあたしとは血が繋がっていない。
お兄ちゃんは、本当はあたしの遠い親戚なんだそうだ。
お父さんとお母さんが話してたから間違いない。
だから、あたしは…お兄ちゃんに自分の素直な気持ちをぶつけた…
「お兄ちゃん、あたしね、妹じゃなく、女の子として、お兄ちゃんのこと、好き、だよ。」

処女喪失―狭霧―

「ふっ…ぐぅっ!」
あたしの身体を引き裂いて、お兄ちゃんが入ってくる。
告白してから、たった30分しか経っていないのに、もう、あたしは初体験の瞬間を迎えていた。
「狭霧…もう、ちょっとだけ、我慢、してっ!」
お兄ちゃんは、あたしたちが本当の兄妹でないことは、ずっと前から知っていたそうだ。
このごろお兄ちゃんはあたしを避けてた。
でもそれは、あたしを女として意識してくれて、そして…自分のモノにしたいって思っていたからだったんだ。
「う、うんっ!」
お兄ちゃんの、ずっと我慢してた思いが、あたしの中に入ってこようとしてる。
それを考えると、あたしはこのくらい我慢しなきゃ…



KENさんのところで描きました。
初めてお絵描き掲示板というものに投稿した絵です。
今見ると恥ずかしいのですが、でも記念でもあります。

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