「…あ、あなたたち…なに、を…」
寄宿舎の、私たちの部屋のドアを開けた女性がそう言って立ちつくす。
「…なにをって…ご覧になればおわかりでしょう、先生?」
兄さまが私を下から軽く揺さぶりながら彼女に微笑む。
彼女に見られたことでさらに昂ぶっているのだろうか、私の中の兄さまがぐっと大きさを増す。
「そんな、兄妹で…」
同じ顔をした兄さまと私。
違うのは兄さまが男で、私が女ってことだけ。
「…いけない、コトですか?せんせい?」
私も彼女に微笑みを向ける。
「…もとは一つだったんですよ、僕たち。」
兄さまが強く私を抱きしめる。
理論上生まれることのないはずの男女の一卵性双生児。
でも、神様のいたずらは私たちを産み出した。
「だから、一つになることが…自然だと思いませんか?」
私も兄さまに強くしがみつく。
「…お、おかしいわ、あなたたち…!」
彼女が首を振る。
でも、彼女の視線は私たちから外れない。
「兄さま、先生も混ざりたそう…」
兄さまに耳打ちする。
「な!なにを!」
私の言葉が聞こえたのか彼女が耳まで赤くして怒鳴る。
「…待っててくださいね、一回終わりますから…」
兄さまがウインクして、一気に腰の動きを速く、強く、激しくする。
兄さまの腰の動きに合わせて私も腰を淫らに使う。
私たちが結ばれてるところからいやらしい水音が生まれ、部屋中に響き渡る。
「…や、やめなさ、い…」
弱々しく制止する彼女。
その視線を浴びながら、私たちは至福の瞬間を迎えた。
真っ白な光に包まれて己を一瞬失ったあと感じる、お腹の奥深くの温もり。
兄さまと一つになっていた証拠の温もり。
「…終わりましたよ、先生。」
兄さまの身体から離れ、魂が抜けたように立ちっぱなしの彼女に声を掛ける。
膣内を重い液体が流れ落ちる感覚。
「兄さまったら、いっぱい出るんですよ…」
彼女に見せびらかすように、脚を広げて見せると、太腿にどろりと粘っこい雫が流れた。
兄さまの精液の匂いが鼻をくすぐる。
「…今度は、先生にもいっぱいあげますね…」
兄さまが彼女に近づく。
「兄さまと、私で気持ち良くしてあげます…」
兄さまの後から私も彼女に近づく。
「…い、いや…」
怯えたように後ずさる彼女。
今夜は、楽しい夜になりそうだった。



夢想さんのリクエストで、金髪双子さんです〜
…ちょっと病的なテキストかも(笑)

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