「ふ、ふふ…これで、私だって…」
酒に怪しげな薬を混ぜ入れ、思い詰めたような笑みを浮かべる女性。
「お風呂にもちゃんと入ったし、レナは今日は帰ってこないはずだし…よ、よーし…」
ごくり、と喉が鳴る。
「あ、あいつの女になるんだ、怖くなんかないぞ!」
強がっていないと肩が震えるのか、ぐ、と自らの身体を抱いて、気合いを入れる。
脳裏に浮かぶ愛しい青年の顔。
「レナになんか、負けないんだから!」
片腕を突き上げ、宣言する。

そして…1時間後…

ファリスの狙いは当たっていた。
疑いなく強力な媚薬入りの酒を飲んだバッツに勇気を振り絞ってモーションをかけ、押し倒されたまでは良かった。
ケダモノのような青年の強い愛撫も、経験が皆無に等しい秘洞に恐ろしく巨大な青年の肉槍が突き刺さるのも、辛いながらも幸福感を感じながら受け入れたファリスに、容赦なくバッツは一撃目を注ぎ込む。
「はぁ…はぁ…そんな、いきなりたくさん出したら…あたし、妊娠しちゃうよ…?」
完璧に過ぎる既成事実作りに成功し、内心ほくそ笑みながらも可愛らしく振る舞ってみせたのが、間違いだったのかもしれない。
「…足りない…」
ぼそっとバッツがささやく。
「へ?…あ、やぁっ!」
身体が内側から熱い塊に押し広げられるような感覚。
「ファリスも、かわいい…」
嬉しくなるささやきとともに始まる第2ラウンド。
「ぁっ…あ、あぅっ!」
愛しい青年の激しい突き上げに翻弄されるままにまた大量に子種を注入されて、続けざまの情交が終わる。
「はぁ…はぁ…は、はげしい、ね、バッツぅ…」
正直ファリスとしても慣れてない膣を激しくえぐられ続けるのは辛い部分もあるし、立て続けに大量に迎え入れた精液が膣奥を膨らませているような感覚がなんとも言えず切ない。
「まだ、まだだよ…」
正面からファリスに口づけたり、ほどよく膨らんだ乳房を吸ったりしてほんの少し息をついたバッツのペニスが、胎内で三度硬度を取り戻す。
「っ!ちょ、ちょっぅ!」
さすがにいったん体を離してもらいたくて、脚をばたつかせたとたん、ぐるりと身体を裏返される。
「うああっ!あーーーっ!!!」
四つんばいの獣のような姿勢になったと思った瞬間、ごりっと子宮が突き上げられた感覚に気丈なファリスの泣き声が上がる。
腹と太股にどろりと生暖かい液体が流れるのを感じ、首を落として見ると、ぼたぼたと股間からバッツの肉柱に掻き出された精液が流れ落ちるのが見える。
「や、やだ、やだバッツ、漏れてる、漏れてるよぉ!」
何を言っても聞き入れない青年激しい動きに泣きじゃくりながら、許しを請う。
「やっ!う、あぁ…!」
ずぢょぷ!ずっぢゅ!といやらしい水音が部屋中に充満する。
「そ、そんな、はげし!」
前身に玉のような汗を浮かべ、切なげにしゃくり上げるファリスの背後から、力強い抽送を送り続けるバッツ。
「あ…で、出る!」
せっぱ詰まった青年の宣言。
「ちょ、ちょっとちょっとだっだめええぇっ!!!!!」
もう子宮にまでたぽたぽに溜まっているのに、これ以上注ぎ込まれたらどうなるのだろうとファリスが拒絶の悲鳴を上げる。
「「うあっ!」」
二人の悲鳴が重なり合い、濃厚な精液の匂いが部屋中に広がっていく。
「はいんない、もうはいんない…好きだけど、もう、もうはいんないよぉ…」
しゃくり上げるファリスをがっしと抱きしめながら、バッツは3度目のたっぷりとした射精を注ぎ込むのだった。



FF5のファリスさん、妹の彼氏を寝取るの図(笑)
妹と彼氏の情事を指をくわえてみているだけの日々に終止符を打とうと、1服盛って既成事実を作ろうとしたまでは良かったものの、あまりの激しさに泣きが入っております(爆)
ちなみに、私はファリス派ですが(核爆)

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