ユキノシタイカリの花言葉 投稿者:夢想

「私告白するわ!」
と、おかっぱ頭の女の子が叫んだ。
あまりにも突然の発言に、友達はびっくりして食べていたポッキーを落としてしまった。
「衣香里・・・いきなり何よ?」
「私告白するわ!」
衣香里は同じ言葉を二回繰り返し、その場から立ち上がった。
彼女の名前は雪ノ下衣香里(ゆきのした いかり)。おかっぱ頭で眼鏡という、いかにもマジメそうな女の子だ。
「もしかして、昨日の恋所見たでしょ?すぐ影響されるんだから」
衣香利は可愛いく舌を出した。
「あっバレた?」
恋所とは、恋人何でも相談所の略で、今、中高生の間で大人気の番組なのだ。
「だって、私の名前の「雪ノ下」の花言葉は・・・「切実な愛情」なのよ!!そして・・・」
友達は何回も聞いたよと思ったが、とりあえずここは話を聞いてあげることにした。
「そして・・・?」
衣香里は眼鏡をはずし、目を輝かせた。
「そしてこの、衣香里という怒ってそうな名前は実は花なのよ!イカリソウの花言葉は「あなたを離さない」よ!ああ・・・いかにも恋のためにつけられた名前だわ・・・お母さんも言ってたわ・・・男は絶対離しちゃだめよって・・・」
友達はやれやれと肩をすくめた。
「あんたって普段マジメだけど、たまに大胆で熱くなるのよね」
衣香里はまた眼鏡をかけ、友達に手を振り、「じゃあ行ってくるわ」と言い、教室を出ようとする。
「あっところで、あんたの好きな人って誰さ?」
と友達が言うと、衣香里は振り返り、にっこり笑ってこう言った。
「B組の猪原じゅん!」
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「あ〜・・・また負けた・・・」
じゅんは友達同士でトランプで遊んでいたところだ。
「じゅんお前弱いなあ〜空手は強ぇのに」
悟はじゅんのほっぺを突っつきながら言った。それを見た一緒にゲームをしていた男子はにたりとし、「らぶらぶ〜」と言った。悟はその男子をにらみつけた。
「おい、俺たちは別にできてるわけじゃねぇぞ!?確かにこいつは可愛いが別に俺は男は好きじゃねぇぞ!?分かってんのか!?」
だが、男子は、
「あ〜可愛いって言った!やっぱできてやんの」とまたからかった。
「できてねぇーつーの!好きだけど、愛情じゃねぇぞ!!この前のキスだってあれは外国風の挨拶で・・・」
「悟・・・ちょっと黙っててよ・・・」
じゅんはため息をついた。
(あ〜あ・・・またホモ扱いされるよ・・・やっぱり女の子の友達作った方がいいかな・・・)
悟と男子が言い争ってる中、じゅんはこの場を離れるように教室を出た。すると、おかっぱ頭の女の子に声をかけられた。
「あの・・・猪原君。私、C組の雪ノ下衣香里です。」
じゅんはきょとんとした。
「あ・・・ああ、雪ノ下さんか・・・去年同じ図書委員だったね」
衣香里はぱあと顔を明るくした。
「覚えててくれたのね!うれしい。今は保健委員をしてるの」
「へえ〜」
衣香里は目をきょろきょろさせ、じゅんの方に、息がかかるほど近づいた。
「あっちょっと・・・近いんですけど・・・」
衣香里はじゅんの手を握り、言った。
「私っ猪原君のこと好きなの!付き合って!ねっねっ?」
じゅんはびっくりし、どう対処していいか分からず、「ごっごめん!」と言ってしまった。
衣香里はがくんと頭を下げた。
「そ・・・そう・・・」
じゅんは申し訳なさそうに衣香里の顔を見た。
「あ・・・あの・・・」
がっくりしていると思ったら、突然顔を上げた。
「でも〜まだ私のことあまり知らないでしょ?そうよね〜まずは友達からよね〜じゃあ友達ね!はい決まり」
「へっ?」
衣香里は一人で納得し、そのまま自分の教室に戻っていった。
一人取り残されたじゅんはぼーぜんと立ち尽くしていた。
(でも・・付き合うことにならなくて良かった・・・)
それもそのはず、じゅんは実は女なのだ・・・。


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放課後、衣香里はじゅんと一緒に帰ろうと、B組を覗いた。だが、じゅんの姿はなかった。
「先帰っちゃったのか・・・あっそうだ。トイレットペーパーの補充するの今日私の当番だった・・・保健委員って面倒・・・」
衣香里は保健室に向かった。扉を開けようとすると、小さな声が聞こえた。衣香里は何かと思い、少しだけ扉を開けた。
するとそこには悟とじゅんがいたのだ。
(あっ猪原君だ。らっき〜)
衣香里は中に入ろうとしたが、異変に気がついた。
(何だか・・・二人ともおかしい・・・)
「悟っここ学校だから・・・バレちゃうよ・・・」
「ちえっじゃあ俺のしゃぶってくれるだけでいいよ」
「いやっそれはちょっと・・・」
(や〜〜んなに〜〜〜!?この二人できてるの〜〜?どうしよどうしよ〜何だか禁断の恋!?)
衣香里はきゃっきゃっとしていたが、すぐに我に返った。
(てことは・・・猪原君・・・あれすか?・・・だから私に振り向かなかったのね・・・)
悩んでいるうちに悟が保健室から出ようとしていた。
衣香里は慌てて隠れた。
「じゃあな〜じゅん。またお前と一緒にいると浩二(あの男子)に見られるとうるさいから先帰るわ。」
「う・・・うん・・・」
悟は手を振りながら満足そうに歩いていった。
(猪原君・・・顔真っ赤・・・ああ・・・やっぱりあれなのね。だけど衣香里、負けない!女の子の体だって十分気持ちがいいことアピールしなきゃ!)
衣香里は保健室の扉を開け、中に入り鍵を閉めた。
「い・の・は・ら・くん」
衣香里の声にびっくりしたじゅんは口をぽか〜んと開けた。
「あわっ雪ノ下さんっ・・みっみ・・・みて・・・」
「おうらあああ!!」
突然衣香里は大声をあげ、じゅんに突進しベッドに押し倒したのだ。
「うわ!雪ノ下さん!?」
衣香里は上着を脱ぎ、ブラジャー一枚になった。
「猪原君・・・私を見て〜ん・・」
衣香里はそう言うと、ブラジャーをはずした。衣香里の大きなおっぱいがぷるんと揺れた。
「うわ・・・で、でか・・・」
じゅんは同じ女なのにどうしてこんなに違うんだろうと思った。
(ってそんなこと考えてる場合じゃないよっ。)
「あっあの雪ノ下さんっこんなことしちゃダメだって。」
衣香里は目を潤ませ、じゅんに自分の唇を押し当てた。
「んっ」
衣香里は深く舌を絡ませた。
「んっんん」
衣香里はゆっくりと唇を離した。
「さっきまで、江口君のおちんちんくわえてたんでしょ?あんなきったないのより、私のキスのがいいでしょ?」
じゅんは真っ青になった。
(やっぱり見られてた・・・)
衣香里はじゅんのシャツを脱がせた。
「猪原君の乳首ピンク色だね・・・」
衣香里はじゅんの乳首を舌で転がしたり吸ったりした。
「ひゃんっ」
(あっ猪原君感じたわね。そろそろあそこも・・・)
「あれ・・・立ってない」
じゅんはぎくっとした。
「あっあのっ帰ろう雪ノ下さん」
衣香里はじゅんの言うことなど聞こえてないようだ。
(私じゃ立てないっていうの〜〜?こうなったら口でするしかないわね)
衣香里はじゅんのズボンを脱がそうとする。じゅんは慌てて衣香里の腕を掴んだが、情けないことに衣香里に片手で腕を封じられ、脱がされてしまったのだ。

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「わ〜〜〜見ないで〜〜〜」
衣香里はぽかんとした。
「あ・・・ない・・・」
じゅんはあわあわとうろたえる。
「ないよ・・・猪原君・・・私と同じだよ・・・あれ?手術したの?まさかっ!江口君と結婚したくて女になったのね!!?そうなんでしょ!?」
「ちが〜〜う何でそんな想像できるの!?」
じゅんは余計変な誤解をされる前にすべてを打ち明けた。
「ということは・・・猪原君は女の子なのね?」
「ごめんね・・・騙して」
衣香里はしばらくうつむいていたが、すぐぱっと顔をあげた。
「まあいいわ!じゃあ私とレズになりましょう。それなら問題はないわ!江口には渡さないから!!」
(なっなんでそうなるの!!?しかもいつの間にか呼び捨てにしてるし)
衣香里はにやにやとし、じゅんの股間を指で触った。
「では続き。同じ女なら感じるとこいくらでも知ってるわよ」
「やっ雪ノ下さんっっ続きっておかしいよ!やめてってば」
衣香里はむっとし、唇を尖らせた。
「やだっ!それに衣香里って呼んでよ。じゅんちゃんv」
衣香里はじゅんの敏感な部分を指でくりくりとした。
「あっんんっそこっ弱いよお・・・」
「誰でも弱いわよ」
衣香里は次に舌で愛撫した。舌を動かし、じゅんを刺激していった。
「やっああ・・・そこばっかいやあ・・・」
衣香里は更に激しく舌を動かした。
「ひっああ」
じゅんは敏感な部分を刺激され、軽くイってしまった。
「じゅんちゃん気持ちよかった?私も気持ちよくなりたいよお・・・」
衣香里は自分の股間をじゅんの股間にこすり合わせた。
衣香里は腰を動かし、ぬるぬるとこすった。
「あっああっじゅんちゃんの気持ちいよ」
「やんっ雪ノ下さあんっおかしくなっちゃうよ・・・」
「衣香里って呼んでっじゅんちゃん」
衣香里はじゅんのクリト○スをいじりながら腰を動かし続けた。
「ひゃあんっっ衣香里・・・・ちゃん・・・っ」
二人からあふれる愛液にシーツがどんどん濡れて湿ってきた。
部屋はくちゅくちゅとやらしい音が響く。二人の液の匂いが充満していた。
そろそろじゅんも限界に来ていた。
「あんんっもっもうっ衣香里ちゃんっっ」
「大丈夫っ私もイきそうだからっあっ」
衣香里はラストスパートをかけ、激しく腰を振った。じゅんもそれを求めるかのように自然と腰が動いていた。そして二人に一気に快楽がこみ上げてきた。
「んっあああっ」
二人はぶるぶると体を振るわせた。
はあはあと喘ぎ、二人はそのままベッドで横たわっていた。
「私・・・あなたを離さないわ。ああん素敵この花言葉・・・」

「おはよ〜じゅん!」
次の日、登校中、じゅんは悟と道でばったりと会った。
「あっおっおはよう・・・」
「どうしたんだよじゅん?元気ないぜ?あっそうだ?今日俺ん家来いよっそれで昨日の続き・・・」
続きを言う前に突然悟は誰かに突き飛ばされてしまった。悟はどすんと前から倒れてしまった。
「いってええっ誰だ!?」
じゅんはその子を知っていた。
「あっ・・・衣香里ちゃん・・・」
その正体は衣香里だった。衣香里はじゅんと腕を掴み、肩に頭を寄せた。
「私たち愛し合ってるんです〜〜部外者はあっち行ってくださ〜い」
悟は何!?と立ち上がった。
「何言ってんだ!!そんなことあるわけっだって・・・」
衣香里はにたにたと笑った。
「じゅんちゃんのことはもう知ってるよ〜ん。でもいいんです〜愛があればv私の花言葉は切実な愛ですもの」
「はあ!?お前もじゅんの秘密知ってんのか!?んだよそれ」
じゅんは複雑な心境だった・・・
何か・・・この先不安になってきたよ・・・




夢想さんいらっしゃいませ〜
さらに続編ですね〜!
今度はユリですか…じゅんちゃんはどんどん悲惨な目に合っていますなぁ(笑)
いやはや、衣香里も強い子と言うかへんな子というか…(爆)
いろいろとこれからの展開が楽しみなような気がします〜
ありがとうございました!

ぎゃらり〜へ