精 (聖)なる夜に・・・ 投稿者:K

〜12月14日・パーティ1週間前〜

「ねぇミュウツー、いいかな?」
アイツの背後から笑みを浮かべながら話し掛ける僕。
古びた机で本を読んでいた長身の男性が腰掛けから立ち上がり、僕のほうを振り向く。
「なんだ、ニタニタと。・・・また私から何か巻き上げに来たのか?」
読んでいた本を机に置き、眼鏡を外して彼が不満げに言う。
「違うよ、今日は少しお願いがあって来たんだ。」
言葉を返しながらベッドに座り、改めて彼の目を見つめる僕。
一呼吸置いて、僕の願望を彼に打ち明けた。
「・・・僕ら、ここでクリスマスパーティやりたいんだ。僕ん家って冬になると物凄く吹雪くから、ツリー立てられないんだよ・・・」
僕の家があるロータ周辺の冬は厳しい。
特に昼と夜の温度差が激しく、最も寒い時刻になると氷点下15度を下回ることもある。
しかも自分の家は標高も高いので寒さがさらに厳しさを増すのだら、これはたまったものではない。
「なんだ、そんな簡単なことか。だがお前の友達の家でもできないことはないだろう?」
「セレビィとジラーチの家はツリー置くスペースがない。・・・無論、僕の家も・・・」
うつむきながら言う僕。
少し彼が考えた後、声を大にして言った。
「そうか・・・わかった。ツリーなら用意する。それに私の家でもパーティを計画してたところだ、人数は多いほうがいいだろう?」
「え、ミュウツー、ホントにいいの?」
珍しく寛大な彼の発言に戸惑う僕だが、その言葉に偽りはなさそうだ。
だが彼のことだから、何かとんでもない条件を突きつけそうな気がしてやまないのだが・・・
「ああ。だが1つ条件がある。」
やっぱり・・・
「まさかジョーイさんとの営み手伝えとか、お前とベッドで一夜を共にしろ、とか・・・言うんじゃないだろうね?」
念のため聞いてみる。
「ふっ、何を馬鹿なことを。今回はツリーの飾り付けに必要なものを持ってくれればいいだけさ。」
これまた彼にしては珍しい返答。
「お前らしくないなぁ、何かでっかい秘め事隠してそうな気がするけど・・・まあいいや。飾り付け持ってくればいいんだね?」
あらためて彼に聞く。
あの口調からして、今回は淫らな考えなどは持ち合わせていないようだ。
というのも、ここ数ヶ月のコイツは雄同士の睦み合いにはまっていて、僕もその餌食となった一人。
最近では彼の護衛者が男というのをいいことに、週3回は鍛錬とか言いながら激しく絡み合っているという。
ジョーイさんはまだ免疫ができてないのか、目撃しては鼻血垂らしたりめまいを患ったりするそうだ・・・

「ジョーイに頼んでクリスマスにふさわしい食事を用意しておく。」
「うん、頼むよ。」
一通りの打ち合わせが終わり、帰路に着こうとする僕。
あいにく彼の郵便屋を担当している男性はその当日周辺の島でプレゼント配りの仕事があり、来れないとのこと。
クリスマスに仕事がある彼には悪い気もするが、本人はそんなに気にして無さそうである。
「カイリューも大変だね、クリスマスも仕事なんてさ・・・」
「いえいえ、自分はプレゼントを心待ちにしてる子どもたちの笑顔が見れればそれだけで充分であります。」
空を仰ぎながら黒いカバンを肩にぶら下げた彼が言う・・・これからまた配達の仕事だそうだ。
謙虚で誠実で、実に真面目な性格、土日祝日以外の日は休む事無く仕事に精を出す彼。
ほぼ毎日規則正しく仕事をこなす様は、まさに皆勤賞クラスの働きっぷりである。
「パーティの日の仕事は何時ごろに終わりそうだ?」
「はい、少なくとも12時過ぎには終われそうでありますが・・・」
「そうか。あまり無理はするなよ。」
「はい。」
紺のロングコート、暖かそうな桃色のマフラーに身を包んだ郵便屋の肩をたたきながら彼が励ますように言う。
「ではご主人様、ジョーイさん、行って参ります。」
「いってらっしゃい、寒いから気をつけてくださいね。」
仕事に赴く彼をジョーイさんが手を振りながら見送る。
ブオォォォン・・・
会話が終わると、アイツに負けないくらいの猛スピードで大空を駆け抜けていった。
「さーて、僕も行こうかな。じゃあミュウツー、楽しみにしてるよ。」
「ふっ、まかせておけ。お前の飾り付けも期待している。」
彼と一言交えた後、僕も瞬間移動でこの場を後にした・・・


〜そして迎えた12月24日・・・〜

S「ミュウ、今日はホワイト・クリスマスになりそうじゃない?ほら、もう雪がちらついてきた。」
M「あっ、ホントだ。」
今日の予報によると、午後から夜にかけては雪が降るといってた天気。
彼の家でどっしりとした立派なクリスマスツリーに飾り付けをしている午後、予報どおりに降ってきた。
MT「ほう・・・なかなかいいものだな。」
J「えへっ、近所のみんなと一緒に作ったんですよ。」
こういうときは僕の友達の能力が役に立つ。
物質を遠く離れたところからも瞬時に転送できる能力で、いちいち家から持って来なくてすむのは嬉しい。
この飾りつけも、僕らの手作り。
市販の物じゃ何か味気ないので、一つ一つ丁寧に作った温かみのある飾り付け。
S「ジラーチ、いい感じになってきたんじゃない?」
J「うん、もう少しで完成だね。」
完成間近のツリーの出来映えを見てる僕らであるが・・・
MT「あとは・・・綿が必要だな・・・」
彼が言いながら僕たちのほうをじーっと見つめている・・・
M「うっ・・・何見てるんだよ・・・」
真剣な眼差し。
MT「いや・・・別に、何も。・・・安心しろ、パーティが終わるまでは変な気を起こすつもりはない。綿なら今あるから、持って来る。」
そう言いながら大広間を後にする彼。
何か怪しい・・・が、ここはアイツの言葉を信じることにするか・・・


M「メリー・クリスマァース!!」
パァン!合図と共にクラッカーを鳴らす僕ら。
あれからトラブルもなく夕方になり、予定通りパーティが開始された。
食事もお酒も選りすぐりのよい食材を使っていて僕らはすっかり上機嫌。
この家の主人も無表情ではあるがパーティを楽しんでるようで一安心だ。
・・・ただ酒に弱い僕の友達はものすごく酔っ払ってて、いきなり大声で演説したり、突然大泣きしたりととんでもない状態になってたけど。
そして、パーティも終わりに近づいた頃・・・
MT「今日はもう遅い。3人とも、私の家に泊まっていくがいい。」
僕らが見ると、時計はもう10時を回っていた。
MT「だが生憎、寝室は2人用が1部屋、1人用が1部屋しかないのだ。ここにくじがあるから誰がどの部屋に入るか決めてくれ。」
主人が僕らに包み紙を3枚手渡す。
S「ミュウ寝ちゃってるけど、どうする?」
J「とりあえず僕らだけでも引いておこうよ。」
くじを引くと・・・僕らが引いたのは2人用の部屋。
ということは、1人用の部屋には寝てしまってる友達が入る事になる。
MT「決まったな。では明日に備えてゆっくり休むがいい。ミュウは私が運んでおく。」
彼をちらりと目配せしながら主人が超能力で持ち上げる。
幸せそうな友達の寝顔・・・今頃どんな夢を見てるんだろうか?
M「えへっ・・・ジョーイさん、だめですよぅ・・・」
MT「こいつめ、何て寝言を・・・いや、そうでもないな、これは使えるかも・・・」

〜セレビィ・ジラーチの寝室にて・・・〜

「あー、疲れたぁ・・・」
部屋に入り鍵をかけ、ゴロンとベッドに寝転がる僕。
「今日は楽しいパーティだったね、セレビィ。」
隣のベッドにうつぶせになってる友達の少年が僕に声を掛ける。
「うん、ミュウツーさんの家でこんなパーティができるなんて、去年とはエライ違いだ。」
例年の僕らのパーティは場所も規模も小さいものだったが、今年は段違いに豪華なものになったことは間違いない。
今日はこのままいい夢でも見て、気持ちよく明日の朝を目覚めたい。

・・・しかし、そんな僕らの考えは一杯の何の変哲もない水によって打ち砕かれるのだ・・・

「んー、喉渇いちゃったなぁ・・・」
友達が僕に喉の渇きを訴える。
だが辺りを見回しても蛇口らしきものが見当たらないし、冷蔵庫もない。
「・・・あれ、こんな所に水が・・・」
しばらく見回してると、僕らのベッドの間にはさまれたテーブルにコップに注がれた水を見つけた。
妙だな、さっきまでは何もなかったのに・・・
「・・・いつの間に水が・・・」
一見何の変哲もない、無色透明で透き通った水。
コップにも何か手を加えた痕跡は全くない。
でもいきなりこの場所に現れるなんて・・・やっぱり何か変だ・・・
「これって・・・飲んでも大丈夫だよね?」
「セレビィ考えすぎだよ。どこから見てもただの水さ、飲んじゃおう。」
友達が水を手に取り、普通にゴクリと飲み干す。
「・・・」
・・・しばらくしても、何の変化もない・・・どうやら僕の思い過ごしだったようだ。
「ははっ、やっぱり僕疲れてるんだ。飲んで早く寝よう・・・」
「そうさ、ただの思い込みだよ。」
先ほどの水を飲んだ友達に何の変化もなく、内心ほっとして水を飲み干す僕。
その後それぞれのベッドで眠りについたはずだったが・・・

「ううっ・・・身体が熱い・・・興奮して眠れない・・・」
布団に入って5分もしないうちに妙な熱さを感じて目が覚めた。
それに、自分の下半身に何だか異様に血液が集中してる感じもする。
「セレビィ・・・君もかい?僕もなんか変な気分だよ・・・」
下半身の怒張を押さえながら、友達も同じような症状を訴えている・・・やはりあの水が原因なのだろうか?
テーブルに置いたコップを調べようと思って振り向くと、その上に何やらカードらしき紙が置いてある。
「何だこれ・・・読んでみてよ。」
「わかった。どれどれ・・・」


『メリィ・クゥリスマァス!!パーティは楽しかったかな?今年童貞を脱したキミ達には、未体験の快楽をプレゼントだ!そのコップの水には強力な媚薬が入っている。さあ、もやもやを男同士で吹っ飛ばしてくれたまえ!  BY みんなのサンタクロース』


「何だよこれ・・・いくらなんでもサンタがこんな真似するかなぁ・・・それに未体験の快楽って・・・あれ、ジラーチどうしたの?」
こっちを我慢できなさそうに口から何か垂らしてじーっと見つめてる友達。
今にも襲い掛かってきそうな目つき、苦しそうな股間が僕の視線に突き刺さる。
「・・・なんか怖いよ、一体どうしたのさ、ジラーチ、わぁ!!」
いきなり凄い力で彼が瞬く間に僕をベッドに押し倒した。
抵抗する間を与えずに何度も唇を奪われ、ズボン越しに股間のモノを握られる。
「はぁっ、はぁっ、いきなりごめん、セレビィ。僕、もう我慢できないんだ!」
目に涙をためながら言う友達の視線が僕に突き刺さる。
「な、しょ、正気?!僕、男だよ!」
「この際男でも女でも構いやしない!君のお○ん○ん舐めさせて!お尻の穴にハメハメさせて!僕と一緒にどぴゅどぴゅしてぇ!!」
あの薬の効き目には個人差があるらしく、常人には考えられないような恥ずかしい言葉を連呼する彼。
僕の言葉はもう届かない。
かくなる上は・・・これだけはしたくなかったが、薬が効き始めてきた僕も限界だ。
「ごめん、ジラーチ!」
するすると彼の下に穿いている物を摺り下ろし、カチカチになった怒張に手を伸ばす。
意外な展開にきょとんとした彼を尻目に、怒張に舌を這わせていく。
「ひゃっ?!何するの、くすぐったいよう・・・」
「早い者勝ちだよ。そんなにどぴゅどぴゅしたかったら、僕が出してあげる。」
幹を擦りながら、先端をちろちろと舌先でくすぐる。
「!、ひゃぅん!!」
ソレの鈴口に舌を這わせるごとにふるふると震える彼の身体。
「あはぁ、結構感じやすいんだね。ぴくぴくしちゃってらぁ・・・」
苦しそうな彼のモノの反応を見計らいつつ、すっぽりと僕の口に収まる。
唾液まみれの口内で先端から何か垂れ流しているソレを、くちゅくちゅと嫌らしい音を立てながら弄ぶ。
「あ、あっ、ダメだよ、そんなところで、出し、たら、君の顔、ベタベタに、なっちゃうよ!」
男の子らしからぬ声で言うが、彼の言葉はもう僕の耳にも入ってない。
口内のモノも限界を迎えようとしている・・・爆発するのは時間の問題、ここぞと言わんばかりに吸い付く。
「あぁあ、吸ったら、ダメ、でちゃうっっ!!」
一気に限界点を突破した彼のモノから、渾身の第一撃がごぷっと放たれた。
「!、わぁっ、あっ、あぁっ!!!」
「ちゅぽん、ごっくん・・・」
口から彼のものを放して、放たれた精液を飲み込む。
ぴゅくん、ぴゅくん・・・
それにとどまらず口内から開放されたソレがびくびくと僕の顔めがけて白濁の粘液を放っていく。
射精の快感のせいか、目の焦点があってなく、だらだらと唾液、涙、その他云々を垂れ流してしまっている僕の友達。
「ははっ、どろどろだぁ・・・こんなに君のが濃いなんて知らなかったよ・・・」
顔中に精液を引っかけ、それをも指ですくってちゅぱちゅぱとしゃぶっている。
薬のせいかそれほど恥ずかしく感じないのだが、普通の人にはどれほどおぞましく見えてることだろうか・・・
「あはっ、まだ勃ってる。もう1回出してあげようかなぁ・・・」
ヒュウン!突然彼が僕の目の前から姿を消す。
「!、へっ?!!」
ずぷっ!僕が気づかないうちに尻穴に何やら入ってくる感じがした。
「君だけズルイよ。さ、今度は僕の番。」
「!、ひっ、ひぃっ!!」
今まで感じたことのない感触と痛みに襲われながら後ろを振り向く。
不浄の穴にぬぷぬぷと入っていく彼の肉棒が僕の瞳に映し出される。
「そっ、そんなっ!やっ、やめ・・・うあぁぁぁ!」
「問答無用っ!」
腰を突き出し、ずぷずぷと彼のモノが僕の中に入り込んだところで、今までの忍耐が打ち砕かれた。
がくがくと体を震わせ、目を硬く閉ざしながら白濁の粘液をベッドのシーツにボタボタとぶちまける。
「ははっ、こりゃいいや・・・サンタさんに感謝しなくちゃ・・・」
僕たちの理性はもう無いに等しい・・・


ずちゅっ、ずちゅっ!
「あぁー、う、うあぁー・・・」
「はぁっ、はぁっ、あっぁぁ・・・」
「あぁっ、らめぇ!もうでる、でるぅっ!!!」
どびゅっ、びゅるりっ、びくっ、びくっ・・・
「ううっ・・・うっ、うあぁっ!・・・あっ!!」
びくっ、ぶるっ・・・びゅるっ、びゅるっ!



〜翌朝〜

目を覚ますと、シーツがなんかとんでもない事になっていた明くる日の朝。
二日酔いで昨日の夜のことは覚えてるはずがない・・・
M「うっ、何だこの匂いは。」
友達を起こしに行こうとして2人の部屋のドアを開けたとたん、栗の花にも例えられるむっとする匂いが充満していた。
MT「ミュウ、どうした?・・・凄い匂いだな。」
ベッドに撒き散らされた2人の精液は、それはもうおびただしいものである。
自慰なんかでこんな量が出るはずがない。
M「ねぇ、僕も朝起きたらこんな風になってたんだけど、お前は大丈夫だった?」
念のため聞いてみる。
MT「私か?・・・あぁ、別になんともなかった。・・・さて、朝食の時間だ・・・」
言葉少なめに話しながら、厨房のほうへ向かった彼。
M「んっ、これは・・・」
部屋の床に置かれたカードに気がつき、手にとる。
M「なになに、『メリィ・クゥリスマァス!!パーティは楽しかったかな?今年童貞を脱したキミ達には、未体験の快楽をプレゼントだ!そのコップの水には強力な媚薬が入っている。さあ、もやもやを男同士で吹っ飛ばしてくれたまえ!』・・・だって。」
読みながらポケットに手を突っ込んでると、なにやら紙切れが手に触れる。
その中身は彼らの部屋においてあったものと同じ模様のカードだ。
M「どれどれ・・・お前が『ジョーイさん、だめですよぅ・・・』とか寝言言ってるのを聞いたので、望み通り一夜をともにさせた。もちろんタダではないので、お代はきちんと払ってもらうからそのつもりで、か・・・ええっ?!」
アイツめ、してやられた。
そもそもコイツの屋敷をタダで使わせてくれるというのが怪しかったのだ。
彼のことだから絶対使用料は取るはずであるから、その分も返済しなければならない・・・
M「と、いうことは・・・この部屋で起こったこともコイツの仕業か・・・ああ、大変だぁ・・・」
いまさら後悔してももう遅い。
この後、どんな年明けを迎えることになるだろうか・・・僕の不安は募る一方だ・・・


MT「カイリュー、私からの皆勤祝いだ!たっぷり受け取れ!!」
「そっ、そんなぁぁぁ!!!」


クリスマス記念ということで豪華キャストの投稿をいただきました〜
3人組がやったりやられたりですな(爆)
しかし、ご主人様が両刀づかいということで、ジョーイさんも気苦労が絶えないかも…(笑)
ありがとうございます〜

ぎゃらり〜へ