波導の漢、故郷へ帰る 完全版 投稿者:K
「ううっ、トイレ、トイレ・・・んっ、何か聞こえてくる・・・」
それは用を足しに便所に行く途中のこと。
急ぎ足で歩いていると、真夜中なのにどこからか物音が聞こえてきた。
「(くちゅっ、くちゅっ)・・・いかがですか、姫・・・」
「んぁっ、ふあっ・・・いいっ・・・」
人間の声のようだが、こんな時間に起きている者などいるはずがない。
「・・・たぶん夢を見てるんだろう、とりあえず用を足さなければ・・・」
寝ぼけ眼で用を足したのはよかったのだが、先ほどの物音がまだどこからともなく聞こえてくる。
音源を探っていくと、通路の先に薄暗い明かりが灯った部屋を見つけた。
早速誰にも気づかれないようにその部屋を覗いてみた私だが・・・
「なんか騒々しいな・・・真夜中なのに何を、!!!!」
ずちゅ、ずぷうっ!
部屋全体に響き渡る水音。
「あぁっ、あっ、あっ、あうぅ!」
嫌らしい女性の声・・・あれはリーン姫?!
「いかがですか、リーン姫!私の波導の力は!」
・・・アーロン様!・・・何故こんな所に・・・?!
「ああっ、だめぇぇ、またいくぅ!!、(どぷっ、どぷっ)あっああぁぁっ!!!」
信じられない光景が自分の目に見えた瞬間、弓なりに身体を引きつらせる姫。
私の主も身体を震わせながら姫と身体を密着させている。
あまりの衝撃にいてもいられなくなり、驚きを隠せないまま部屋に飛び込む私。
「あ、あ・・・アッ、アーロン様!?・・・な、な、なっ、何をし、し、して、るん、で、でっ、ですか?!」
「なんだルカリオ、起きてたのか。見ての通り今、姫の相手をしていたところだ。お前もやるか?」
目を白黒させ立ち尽くす私を尻目に、落ち着き払った表情で主が言う。
「・・・!!、わっ、私はお断り・・・いたしますっ!」
茫然自失の状態から立ち直りつつ、ギクシャクしながらも言葉を返す。
「そんな事言いつつ下半身がギンギンな状態になってるのは、どこの誰だ?」
屈託なく笑う主。
自分の下半身を見てみると、いつの間にか股間のモノが興奮している状態。
「あっ、それは、その・・・」
苦しそうな股間を押さえつつ、顔面が朱に染まる。
「ははは、お前は正直な雄だな。治めたければ、姫と一発やることだ。」
混乱して、主の言ってることの意味がわからない。
「やる、って・・・どうやってですか?」
「そうか、お前はまだ女性と一度もしたことがなかったな・・・なら話は早い。私が教えてやろう。」
肩に腕をかけつつ、裸の主が私をベッドへ連れて行く。
眼下に映し出される姫の美しい裸体は、私の怒張をさらに膨張させる。
「ホントに良いんですか・・・?私みたいな者が・・・リーン姫と・・・するなんて・・・」
「心配するな、すぐ慣れる。」
不安だらけの私をはげます主。
気持ちは嬉しいが・・・
「・・・」
先端から何やら先走りを見せる私の怒張を見て姫が笑みを浮かべる。
「ルカリオ・・・待ってたわ。さあ、アーロンと一緒に今宵は楽しみましょう・・・」
そう言うや否や、私の身体は姫の腕の中に吸い込まれていった・・・
〜30分後〜
「うあぁ!ひめっ、あったかい、ですっ!!」
無我夢中で激しく腰を動かす。
どこを見て良いのか、全くわからない。
「っはあん!!、もっと、もっと、激しくっ!!!」
さらに欲情する姫。
「ああっ、ひめぇ!!、もうっ、でそう、で、!、!、!、!!!!!、っああぁぁぁっ!!!」
びくっ、びくっ、びゅっ、びゅるっ・・・
「はっ!・・・夢か・・・これで3回目だな、こんな夢を見たのは・・・」
今日もまた下着にベトッとした違和感、冷や汗びっしょりで目が覚めた。
ここ2週間の間に私はよく夢を見る。
私の主が女性としていて、それに自分も付き合わされる・・・そんな夢をしばしばと・・・
あの家を旅立って以来、私は自分の故郷へ向けて走り続けている。
手がかりもなく、ただ己の波導の感ずるがままに・・・
「それにしても忘れられない・・・夢の中で自分が感じたあの感触、そう、初めて女性とした・・・」
私は朝食をとりながら夕べの夢を思い出していた。
そう、あのときの女性の中の感触、頭が溶けそうなくらいの快感。
最初は少し恐怖感もあったが、実際にやってみると非常に気持ち良く、病み付きになりそうな経験・・・
「・・・はっ、しまった・・・焦げてしまった・・・」
そんな淫らなことを考えてたら、ボーっとしてせっかくの朝食を焦がしてしまった・・・
「仕方ない、とりあえず食べるか・・・(ぱくっ)うっ、やっぱり苦い・・・」
焦がしてしまった食べ物をほおばっていると、1枚の紙が風に運ばれてきた。
「んっ、何だこれは・・・、!」
紙切れはどこかの町の観光宣伝広告だったが、それを見た私は驚愕した。
「・・・こっ、これは・・・本物だ・・・リーン姫!」
広告の写真に載っていたのは、服装は違っていたがまぎれもなく私と主が仕えていたあの姫君。
その紙切れから目を離すと、すでに自分の足はその方角に向かっている。
「この町へ行ってみるか・・・そこにいけば、あの城がある・・・それに、あの感触がもう1度味わえるかもしれない・・・」
私は荷物をまとめると、姫のいるあの場所へ向けて走り出した・・・
「やっと着いた・・・あの城に姫がいるんだ・・・」
走り続けて2日間、私は目的地であるロータの町に到達した。
やはり数百年前とは周辺の雰囲気が変わってるものの、そびえたつオルドラン城の風貌は全く変わっていない。
「しかし昼間は警備が多いな・・・夜に潜入するか・・・」
城の前には不審者を取り締まる警備兵が辺りを見回っていた。
仕方なく気持ちを高ぶらせながら夜を待つことにする・・・
「待っててください、リーン姫・・・」
その日の夜、城への侵入を開始する。
「(バキッ)ぐっ・・・」
「よし、これで全部だな・・・さて、中に入るとするか・・・」
城内の警備兵を全て気絶させた私は、裏口の窓から潜入した。
「これは・・・あの頃と同じだ・・・全く変わってない・・・」
数百年ぶりに訪れた城の中は、私の言葉どおり当時とは全く変わってなかった。
装飾、部屋の配置、設備などは全て、あの頃のままだ。
「・・・あれは・・・」
2階に大きな壁画があることに気づいた私は驚いた。
それは、紛れもなく私の主の絵・・・
「こっ、これは・・・アーロン様・・・しかし、今は違う時代・・・アーロン様が今も生きてるとは考えられない・・・」
・・・なぜあのお方は私を封印したのだろうか・・・確かな疑問を胸に抱きつつも、姫のいる部屋へ向かう・・・
「・・・はっ、誰です?!」
私の気配を感じて目を覚ました姫。
「リーン姫、私です。アーロン様とともにお仕えした・・・」
窓際からベッドに座ってる姫を見つめている私。
「もしかして貴方が・・・ルカリオですか?!あのアーロンに仕えていたという・・・」
「・・・はい・・・」
来るべき時のために自分の身体は上半身裸の状態である。
「・・・リーン姫・・・」
興奮を抑えて姫の元に近づき・・
「違います、私はアイリーン、リーン姫は私の先祖で、キャアッ!?」
一目散に強い力で彼女をベッドに押し倒した。
「間違いないっ!!貴方がその方の末裔であろうが、私にとってはリーン姫ですっ!」
「なっ、何をするのですか?!警備兵を呼び、んっ・・・」
困惑する彼女をもろともせず唇を奪い、舌を絡めていく。
「ふふっ、呼んでも誰も来ませんよ。ここの警備兵は全て私が気絶させましたから・・・」
「なっ、何ですって?!」
私の一言にうろたえる姫。
ここまで来たからには、もう誰にも止められない。
「・・・姫・・・あの感触をもう一度私に味わさせてください・・・お願いしますっ!!」
「落ち着きなさい、何を言って、きゃぁぁぁっ!!」
「ああっ、だめえっ!見ないでくださいっ!」
衣服を引き裂きかれた姫が顔を真っ赤にして抗う。
「残念ですが、それは無理ですっ!今夜は朝まで楽しみましょう!」
構うことなく私の手が姫の裸体をあらわにしていく。
言うまでもなく、自分の下半身はすでに臨戦状態である。
「美しい・・・姫の肌、あの時のリーン姫とまったく変わらない・・・」
彼女の素肌に見とれながら私の手が下半身に伸びていく。
「い、いやっ!やめ、て、そんな!」
涙を浮かべながら姫が抗う。
それに構わず、隠すものが何もない下半身に指が入る。
指から全身に伝わる柔らかい感触。
くちゅ、くちゅっと嫌らしい水音が薄暗い部屋に響く。
「あのときのリーン姫はいつもこうやってアーロン様に抱かれていました。姫の喘ぎ声は艶かしかった・・・こっちが興奮するくらい・・・」
あの時の体験に浸りながら、女陰を刺激していく。
姫のほうも感じているのか、そこからは蜜があふれ出てきた。
こぼさないように丁寧に舌を使い、掬い取る。
時折ひくひくと身体を震わせる姫の表情はとてもいとおしく、ちらっと目配りするたびに私のモノが滾っていく・・・
「んあぁ、やめてぇ・・・おかしく、なっちゃう!」
「姫・・・もうこんなに濡れてますよ・・・とっても感じやすいんですね。ほら、私のもこんなに・・・」
自分の攻撃を止ませ、限界まで怒張した逸物を姫に見せる。
何やら透明で、淫らな液体が先走っている己の怒張。
目を閉じて、神経を集中させると・・・
「ひっ・・・なっ、何ですかそれは?!」
「あぁ、姫はこういうのを見るのは初めてなんですか?」
青白く光を放つ自分の逸物。
主から教わった方法で、下半身に波導の力を集中させることにより、相手に更なる快感を与えることができるのだという。
「姫・・・アーロン様はこの波導は戦いなどに使うべきではないとおっしゃっていました。」
姫の方に手を当て、怒張の先端を女陰に押し当てる。
「いや、やめてください・・・私・・・」
初めてだ、と言おうとした姫を言葉でなだめる私。
「姫、怖がらなくても大丈夫です。あなたのご先祖様、リーン姫だって快く受け入れてくれたんですから・・・」
「そんなこと、言われても・・・」
言い逃れようとする姫には悪いが、もう限界だ。
「・・・そう、アーロン様は言いました。波導とは、こう使うものですっ!!」
光を放つ私のモノが強引に姫の中に収まる。
ぬぷっ、すぶうっ!
「!!!、いやぁぁ!いたいぃぃぃっ!!」
一気に逸物を姫の中へ収めた。
あの頃とまったく変わらない感触。
湿り気のある女性の中が私の逸物に絡みつく・・・
「ああっ、気持ちいい・・・」
「んあっ、痛い、いたいっ!やめてぇぇっ!!」
結合部から血液を垂れ流しながら、腰が動き始めた。
「痛くありませんか、姫・・・」
「ひいっ、さけちゃうっ!こわれちゃうぅっ!!」
私が腰を動かしていると、あの感動がよみがえってくる。
そう、女性と初めてした時の感触・・・
痛くて辛そうな表情の姫だが、私の逸物になじんできたのか時々喘ぎ声を上げている。
そしてその声に私の興奮はさらに高まっていく。
理性を置き去りにして激しく腰を往復させる・・・
「ああっ、ひめぇ!!くうぅっ、出そう!!」
窮屈な姫の中の逸物がもう限界を迎えようとしていた。
「んあぁぁっ、だめぇ、なかは、だめぇっ!!」
このまま中に出されることを恐れたのか、姫が悲痛な声を上げつつ抗う。
しかしそれに構うことなく腰を動かす速度を上げていく。
「ひ!やっ、やだぁ、!ぬ、ぬいてぇ!!!」
「だっ、ダメですっ!!!、でっ、でるっ!!!」
狂ったように叫ぶ姫をもろともせず最深部の行き止まりを突き上げ、動きが止まる。
自分の身体に震えがおきると、腰の奥から熱いものが尿道を駆け抜けていく・・・そう、あの白濁した粘液が・・・
「ひっ!いやああぁぁぁぁぁ!!!」
「あうっ、あうっ、でてますっ!!、わたしのが、ひめの、なかにぃぃぃっ!!!」
彼女の中を侵食する私の熱い塊。どくん、どくんと音を立てて奥深くに注ぎ込まれる・・・
「ひどいわ、こんな・・・でも・・・気持ちいい・・・」
「そう、これが交いなんです・・・姫・・・今夜は離しませんよ・・・」
目に涙をためながら話す姫。
それでも気持ちよさそうな表情の彼女を無意識のうちに抱きしめる・・・
それから朝を迎えるまで、私は姫の感触を奥深くまで味わい続けていた・・・
〜数日後〜
「あっ、私だ。」
『WANTED!この顔に見覚えのある方、至急ロータ町警に通報を! 懸賞金100万円!』
「わっ、私のやったこと、今の時代だと重罪なのかっ?!」
20作目の完全版をいただきました!
妄想板がなくなっても創作意欲は衰えていらっしゃらないのですね〜
ありがとうございます〜