月見酒 投稿者:K

「ニャースの旦那、今日はご機嫌ッスね。何かいいことでもあったんッスか?」
暑さも和らいだ9月の半ば、街を歩いている2人の男。
空を見上げながら青年が嬉しそうな表情を見せる。
「そうニャ。今日は十五夜、月が一番真ん丸く見える日ニャ。」
彼の言う通り、今日は十五夜。
昔から名月を勧賞する日とされているが、彼がその日を楽しみにしている理由はそれだけではない。
「おみゃーは知らないだろうが、毎年この日になるとなぜか知らんがツキがニャーのもとに回ってくる感じがするんだニャ。」
胸を張って自慢げな彼の表情。
「へぇ・・・で、去年はどうだったんスか?」
「去年か・・・その日はニャーのもとに素晴らしく美しい女の子がやってきて、ホテルであまーいひとときを過ごしたっけニャー・・・」
しみじみとその日の思い出に浸る彼。
話によると彼はこの日、とある街でチンピラどもに絡まれている少女を見つけた。
相手は3人、どう考えても不利だったのだが、運がよかったせいか、ボコボコにされながらも撃退。
するとその夜、昼間の少女がお礼に、ということでそれまで童貞だった彼に・・・という事だそうだ。
その前の年も自分にとっていいことがあったので、それ以来彼はこの日を楽しみにしている。
「ふーむ、旦那が言うからして、まんざらでもなさそうッスね。」
「そうニャ。あぁ、今年も何かいいことあるといいニャ〜。」
すっかり浮かれ気味の表情な彼。
「でも、そんなに上手くいくもんスかねぇ・・・」
不安げなもう一方の男を尻目に鼻歌交じりに街を歩いている彼であるが、先ほどの言葉に偽りは全く無かったようだ・・・


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「もしもし、そこのイカしたお兄さぁん。」
路地の片隅に突然聞こえてきた女性の声。
先ほどの青年に語りかけているようである。
「んっ、おみゃー誰・・・おおっ!」
2人が目を向け、視線の先に見えたのは美しい女性で、その頭には青色のウサギの耳がついている。
それに、男心をそそる素足に網タイツ、白色の大胆なハイレグファッション、可愛らしい尻尾・・・
彼らにとってはまさに理想のバニーガールだ。
「うふふっ・・・そんなにじろじろ見ちゃダメよ。」
「おみゃーみたいな女の子、見ないヤツなんていないニャ!ところで何の用ニャ?」
興奮気味の彼が本能剥き出しの表情で女性に話し掛ける。
「ねぇ、お兄さん今日暇かしら?もしよかったら私のところに遊びにこない?」
「おっ、おい、そんなにくっついちゃダメニャ・・・」
「あー、旦那ぁ・・・うらやましいッス・・・」
青年にぴったりとくっつく女性・・・甘い吐息が彼の鼻をくすぐる。
「遊びに来てくれたら、いいことしちゃうんだけどなぁー・・・」
「にゃはっ、やっぱり今日はついてるニャー。もちろんお邪魔してあんなことやこんなことたっぷりしちゃうニャ!」
でれでれしてしまってすっかり女性の誘惑に根負けした彼は彼女の要求を快諾した。
それに引き換えもう1人の男はすっかり仲間外れ、ただぼーぜんと立ち尽くすのみ・・・
「この女の人、どこかで見たことあるような・・・はっ、思い出したッス!」
見覚えのありそうな女性の顔を見て、男が何か思い出したようだ。
「旦那、そのマリルリは魔性の女ッス!早く逃げるッス!」
やばそうな表情の彼が切羽詰まった声で言うが、その瞬間・・・
ばきゃっ!!あの女性は一瞬の隙を突き、男の背後から刹那の一撃!
案の定気絶した彼を見て、青年の表情が強張る・・・
「あわわ、どうなってるニャー・・・」
「あらお兄さん、そんなに怖がらなくてもいいのよ・・・とってもいいところに連れてってあげるからぁ・・・」
ばきぃっ!!
「ぐうっ・・・(ドサッ)」
彼女の言葉が終わらないうちに青年も彼女から手痛い一撃を食らい、意識を失った・・・

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ずにゅぅ・・・
「んっ、何か気持ちいい感触ニャ・・・って、にゃぁっ、ここはどこニャ?!」
意識を取り戻した青年は、なんとも薄暗い、気味の悪い部屋にいた。
しかも何かにくくり付けられ、仰向けの状態・・・
隣にはもう一方の男が白濁を搾り取られ、今まさに燃え尽きようとしているロウソクの様な状態になってしまっている・・・
「あらぁ、目が覚めたかしらぁん?」
彼の逸物を中に入れ、いやらしい腰つきでもてあそびながら女性が言う。
「おっ、おみゃーはさっきの・・・」
「さっきは御免なさいね。私の正体を知られちゃただでは返さないことにしてるの。」
「・・・あっ、思い出したニャ!」
ふとその顔を見て、青年が彼女についての噂を思い出す・・・
最近この街ではたまに顔立ちのいい男が連れ去られるという事件が何件も勃発していた。
数日たつとその連れ去られた男は干からびた寒天のようになって路上で発見されるという。
目撃者の話によると、男を連れ去ったのは青いウサ耳のバニーガールの姿をした女性だったそうだ・・・
「そうか、おみゃーがこの街で起きてる事件の首謀者だったんだニャ?!」
「ええ、そうよ。さあ、あなたは何発出すかしら、楽しみだわぁ・・・」
妖しげな笑みを浮かべながら裸の女性がゆっくりと動き始める。
その腰がリズミカルに動くごとに、絡みつく彼女の感触が彼の逸物を刺激していく。
「んにゃぁ、これは・・・気持ちいいニャ・・・」
何とも言えぬ快感に襲われ、時間が経つごとに吐息も荒くなり、麻痺していく彼の思考。
彼の逸物の脈動は激しさを増していき、さらに膨張を続ける。
「あらあら、あなたの私の中でもうこんなに大きくしちゃってる。いけない坊やねぇ・・・」
青年の胸板を舐めまわしながら腰をくねくねさせる女性。
「にゃ、にゃんとぉ!!」
嫌らしい音が立ち込める彼女の膣内で弄ばれる彼の逸物が早くも限界を迎えようとしていた。
それに相応するかのように彼女の腰つきが嫌らしく小刻みな動きに切り替わり、さらに激しさを増す。
「にゃはぁ!溶けるニャ!!もうっ、だめニャ、出すニャァ!!」
鈴口に彼女の中の行き止まりとなる部分が接触した瞬間、青年の忍耐が打ち砕かれた。
どぷっ、どぷっと彼の逸物からあの独特な香りのする雄の体液が打ち出されていく・・・
「んっ、くぁあん・・・この瞬間がたまらないわぁ・・・」
腰をくねらせ、青年からさらに白濁を搾り取っていく。
結合部からはとろとろと受け止められなかった分が垂れ落ちる。
「ああん、勿体ない。」
「にゃにが勿体無いニャ、いっぱい吸い取ったくせに・・・」
彼女の卓越した技術の前にぐったりとした表情の青年。
このままではヤバイ、という彼の考えはすでに快感で打ち消されようとしていた・・・

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びくっ、びゅるっ・・・
「にゃぁ、もうダメニャ。勃たなくなってきたニャ・・・」
数十分後、あの青年はこれでもかというくらい彼女に精を吸い尽くされてしまっていた。
生気を失った状態の彼の表情が、その行為の激しさを物語っている・・・
そんな青年の逸物が入ったままの状態で不満そうに見つめる女性。
「あらあらお兄さん、もうおしまいなのぉ?情けないわねぇ・・・まだ6発しか出してないじゃない。」
「おみゃー、それは『もう6発』の間違いじゃニャいのか?」
「何言ってるのよ、まだまだこれからじゃない。」
疲れきった表情の青年が、ふと窓の向こう側を見る。
あたりはもう暗くなっていて、上空には中秋の名月らしくどんな丸い物体も適わないほどの綺麗な満月が柔らかい光を放っていた。
「あぁ、お月様・・・こんな日にこんな災難に合うニャんて・・・天はニャーを見放したのかニャー・・・?」
絶望感漂う空気の中で、青年の考えがぼんやりと浮かぶ。
「どうしたのかしら?・・・そうか、普通のアレには飽きちゃったのね?じゃあいいわ、今度はこんなのどうかしら?」
逸物を抜き取った彼女。
括り付けられた青年に何やら怪しい玩具を見せつける。
「んにゃぁ、何ニャそれは・・・」
強張る彼の表情。
「うふふっ、大丈夫よ、痛くしないから・・・さぁ、いくわよ・・・」
「にゃぁっ、やっ、やめるニャァ!」
顔をそむけ必死に抵抗しようとするが、括り付けられた体ではどうしようもない。
迫りくる謎の玩具・・・
万事休すか・・・だが天は彼を見放してはいなかった!


「そぉーなんすっ!!!」
ソーナンスのカウンター!
ずぷぅっ!!
「!!!、きゃあぁぁぁぁー!!」
「ぬははっ、スキありッス!」
悲鳴を上げないのも無理はない・・・実は彼女、後ろは全くの処女である。
尻穴に初めて受け入れる男の逸物の痛みが彼女を襲う。
「・・・んっ、おおっ!ソーナンス、でかしたニャ!」
「旦那、コイツの後ろは最高ッス!これ飲んで今までやられた分を倍にして返すッス!」
激しく腰を動かす男が青年に飲料の入ったビンを手渡す。
その中身はもちろん、彼ら特製の精力超増強ドリンク。
一度飲めば、この通りだ。
「・・・ぷはぁ!おおっ、力がみなぎってくるニャ!復活ニャ!!」
括り付けられていた縄など、青年の前では無力だ。
体が自由になった状態の彼が、男に嬲られている女性の元へ迫る・・・
「にゃはは、形成逆転ニャ。」
「そぉーなんすっ!」
「いやぁ!いたいっ、ぬいてぇっ!ゆるしてぇ!」
彼女の表情はは先ほどの鋭い痛みのせいで一変してしまっている。
ぐしゃぐしゃに泣きじゃくりながら助けを請うが・・・
「ダメニャ!さっきおみゃーにやられた分、たっぷりお返ししてやるニャ!それに今夜は十五夜、酒の肴にちょうどいいニャ!」
「そぉーなんすっ!!」

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「う・・・あぁ・・・」
先ほどの女性は2人にたっぷりと手痛いお返しを食らったようで、もう足腰立たない状態だ。
瞳の焦点が合わず、意識も朦朧としている。
時折ごぽっと前後の穴から逆流してくる精液がその激しさを物語っているようである・・・
「あー、やったあとの酒は格段にうまいニャー。」
「そうッスね、旦那。これでマリルリのヤツも悪さをたくらむことは無いッス。」
酒をあおりながら2人の会話が弾む。
「う、うぅ・・・はずかしいよぉ・・・」
当の彼女は建物の屋上で柱に縛られ、どこからでも見られてしまうような場所にその身を曝け出されてしまっている。
羞恥心に耐えれるはずもなく、彼女のすすり泣きが街に響く・・・
「少しは反省するニャ。こうでもしない限りおみゃーが悪いことをやめないはずがないニャ!」
「そぉーなんすっ!」
「そ、そんなぁ・・・もうやだぁ・・・」
満月の宴はまだ始まったばかり。
酒を飲みながら2人の楽しい一時はさらに続く・・・


Kさんの投稿の33作目はニャース・ソーナンス×女体化マリルリですね。
ニャース、前登場した時もだいぶおいしい目に合っていたような?(笑)
ひそかにずるい役回りですな(爆)
ありがとうございます〜

ぎゃらり〜へ