らてぃあすの水泳指南 投稿者:K
それは6月、梅雨の時期で雨ばかりが続いていたが、久しぶりに晴れた日のことだった。
『今日は珍しくいい天気だな・・・たまには外で本を読むか。』
私が中庭へ行くと、知り合いの少女がそこにいた。腕にはプールバッグを抱えている。
「あら、こんにちはラティオス。ラティアスって今いる?」
『やぁカノン。今日はどうしたんだ?』
「今日はあの娘に泳ぎ方教えてもらおうと思って。ほら私、こう見えてもカナヅチだから・・・」
『ああ、そういえばそうだったな・・・』
彼女が少し恥ずかしそうに言うと、妹が姿を現した。しかも白をベースにしたに赤のストライプが入ってる、いわゆるスクール水着みたいな形の水着姿で・・・
『やっほー、カノン。私は準備万端だから、カノンも早く着替えてね。』
「うん、わかった。」
『カノンの持ってきた水着ってどんなの?私見てみたいなぁ。』
「べっ、別にたいした水着じゃないわ。とりあえず行きましょ。」
彼女は苦笑しながら妹とともに奥の部屋へ行った。・・・そんなに水着って女性にとって大事なものだろうか?私はそこらへんが少しわからないが・・・
しばらくするとその部屋から2人の声が聞こえてきた。
『わあっ、すごいじゃんカノン!私とおそろいの水着ね!』
「やだぁラティアス、あんまりじろじろ見ないでよぉ・・・恥ずかしいじゃない・・・」
『そんな事言わないでさぁ、もっと見せてみてよぉ・・・』
・・・いったいどんな会話をしてるんだか・・・
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水着に着替えた彼女は、家のすぐ近くにある池で練習を始めた。もちろん準備体操も念を入れている。
肝心の水泳のほうであるが、両者とも真剣そのもの。さっきの会話が嘘のような変貌である。
『泳ぐってことは、水と友達になるってことだと私は思ってる。あなたも水と友達になりたいでしょ?』
「うん、やっぱり水に対する恐怖感はあるけど、克服しなきゃ全然泳げないからね・・・」
水に慣れること、か・・・確かにそれを乗り越えなければ泳げるようにはならない・・・中庭で彼女たちを見ていた私は思わず納得した。
今の妹は何か別人のようだ、と感じるのは私だけだろうが、それにしても表情が真剣である。やはり彼女と一緒に海で泳ぎたいんだろうか・・・
そんな感じで、一時間が過ぎた。
『疲れただろう、こんな物しかないが飲んでいってくれ。』
『あっ兄さん、ありがと。カノンって結構飲み込み早いのよ。これなら二週間もあればしっかり泳げるようになるわ。』
「そうかしら?私は三週間ぐらいかかると思ってたんだけど・・・」
『そんなことないよ、その勢いならすぐ泳げるようになるって。』
「うん、私頑張ってみる。みんなで一緒に泳ぐんだもん。」
『そうか・・・でも、無理はするなよ。』
『・・・そうだ!カノン、ちょっと耳貸して!』
「・・・何?・・・うんうん、わかった!」
『???』耳打ちした内容はわからなかったが、妹のことだから何か考えがあるのだろう・・・そう、何かが・・・
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そして2週間後・・・
『そうそう、あと少し!がんばって!』
彼女はあっという間に25m泳げるようになっていた。しかも見事なクロールで・・・
『やったー!カノンすごいじゃん!これで一緒に泳げるね!』
「うん、ありがとうラティアス!私もっと泳げるように頑張るね!」
25m泳ぎきった彼女の表情は明るかった。しかし本当に2週間で泳ぎきるとは・・・私の妹はなかなかやるな・・・
『おめでとう、やったじゃないかカノン。』
「へへっ・・・」
『それじゃあ早速ご褒美の贈呈式を行いまーす!兄さんは少しの間あっちいってて。』
『???・・・わかった。』
妹に言われるがまま私はその場を後にしたが、いったいそのご褒美って何なんだ・・・?
私はその直後透明になって彼女たちに気づかれないように池の近くの草むらから見張ることにした。
水辺の近くに2人は腰掛けている。それにぴったりくっついて・・・この展開はもしかすると・・・
『さて、兄さんもいないし・・・思いっきり楽しみましょうね、カノン・・・』
「ラティアス・・・んっ・・・」
やっぱり・・・2人はおもむろに唇を重ねて舌を絡め始めた。そしてそのまま草むらへと倒れこみ、さらに濃厚な口付けを交わす・・・
「やだぁ、恥ずかしいよぉ・・・」妹が彼女の水着に手をかけ、脱がしていく。彼女は赤面して目をそらしている。
『そんな事いわないで、もっと気持ちを楽にして・・・』
優しい言葉を投げかけながら妹は彼女の水着を半分脱がした。そこから姿を現した彼女の胸は妹よりも少し小さい。
妹は彼女の胸を揉み解しながら空いた手で水着の中から敏感な部分を指を使って刺激していく。
「あっ、あぁんっ・・・ふあぁ・・・」
『どう、気持ちいい?』
「ああっ、いいっ、・・・ひっぁぁ・・・」
彼女の喘ぎ声を聞いていた私は自然と興奮していた。時間がたつごとにだんだん隆起していく下半身がそれを物語っている。
やがて彼女たちは水着を全て脱ぎ捨て、裸の状態でお互いの敏感な部分を擦り合わせた。始めは優しくじっくり、そして次第に激しく・・・
「んぁっ、いいっ、気持ちいいっ!」
『私も、おかしく、なっちゃいそう、あっ、ああっ!』
2人の喘ぎ声がこの庭園周辺にこだまする。少し嫌らしくて淫らな声は私の本能までも掻き立てる。
「ひゃぁあん!もっと、もっとぉ!」彼女が妹に欲情する。その本人も自然と腰が動いている。
一気に快楽がこみ上げてきた2人の腰が激しく動き、そして・・・
「ああっ、もうっ、いくう!!、!!!、っはああぁぁぁぁん!!」
『あっああっ、だめぇ、私も、もうっ・・・、!、!、!、!んああぁぁぁぁん!』
2人はほぼ同時に体を震わせ、喘ぎながら草むらに倒れこんだ。その目には快感のせいか、涙までためて・・・
『はぁっ、はぁっ、・・・どう、気持ちよかった?』
「最高・・・何度もいっちゃった・・・」
彼女たちの激しさに根負けした私は無意識のうちに果てていた。べとっとした感触が私の下半身に残っている。
(・・・しまった・・・早く戻ろう・・・)
そう思いながら私は彼女たちに気づかれないようにこの場を後にした。幸い、妹には気づかれずに済んだため、内心ホッとしていた・・・
『はぁ、海開きまであと1ヵ月・・・どうなることやら・・・』
私は1ヵ月後の自分の立場をを予測しながら風呂場へと向かっていた・・・本当に、どうなることか・・・
Kさんの投稿の22作目はらてぃあす×カノンのゆりですね〜
ちょうど暑くなってきたところなので、水泳もタイムリー?(笑)
カノンはらてぃあすより胸小さいのか…って、らてぃあすが経験多いから育ったのかな(爆)
ありがとうございます〜