涼州の優将 投稿者:白竜
「んぁっ、やめっ…ぁ…んっ…」
部屋の中に響き渡る声が、ここにいるはずのない敵将のものと分かるのに時間は要さなかった。
「馬超殿…何故、この者が…」
「来たか、ホウ徳殿。捕らえた功績は貴殿にあるゆえ、それに報いさせようと呼んだのだ」
某が言おうとしたのは、牢に入れてあるのではなかったのか、という事なのだが、それは分かっているはずなのでそれ以上追求しようとは思わなかった。
しかし、「功績」「手柄」…如何なる言葉を使おうとこれをみては考えうる恩賞というのも一つしかあるまい…それ故、ここに来る前にすれ違った時、韓遂殿はあのように困ったように某に笑ったのだな…
「拒否はさせぬ。まぁ、こう戦続きだ。貴殿とて息抜きは必要であろう?」
こう会話している間も、馬超殿は身体を動かす事を忘れていないようで、思わず目をそらしている某の耳にも彼女の声が届いてくる。
…そう、目の前で馬超殿に抱かれている将は、女性…某には、正直信じられなかったが…この者は、関中を己の手にせんと攻め込んできた曹操の従兄弟…のはずだった。
女性であるなどと言うことは、噂にすら聞いていなかったのだが…
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ガキィッ!
双戟の衝撃で相手の棍が肩の部分の鎧とともに大きな音を立てて弾き飛ばされる。その時に自分の見たものを、某はすぐには受け入れられなかった…
「っ、今回だけは譲ってやらぁ!」
その声は確かに聞きなれた敵将のもの。されど、目の前にいる将の姿は、女性だった…弾き飛ばされた鎧のひびや割れた部分から見える色の白い肌に目を奪われる。一瞬、ここが戦場であると言う事を忘れかけた。
関中を天の下に従わせんと来たあの男、曹操の従兄弟であると聞いていた。大違いもいいところだ。聞くとみるとは違うとはこのことかと思わされるほどに…いや、夢だなどと言うつもりはないが、それとは別に、女ながらにここまで武名をあげた事には感心してしまう…
「ホウ徳殿、何をしている?」
「何しやがるっ、離しやがれっ!!」
盟主の声に我に返ると、彼はその将を捕らえているところだった
…そのまま本陣に帰り、今に至るわけだが…
「……っぁ…ゃ…はぁんっ!や…あぁっ!」
「ふん…薬を使ったせいもあるだろうが、もういったか…これがあの夏侯淵の姿か…それとも、曹操の一族の血と言うやつか?」
「…ぁ…ん…やぁ…」
このような光景、声を目の当たりにしては、いくら無関心を装っていても身体は正直だ…
この地にまで名の聞こえる将が、このような姿と声で、強制的にとはいえど身体を預けている…気付けば、某の目は彼女の身体を見つめ、某のモノはその本能のために働き始めていた…
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「っ…ふぅ。では、俺は自室に戻るかな。あとは好きにするといい」
そう言って某の肩を叩くと馬超殿は部屋を出て行ってしまう。
残されたのは、当然、某と夏侯淵の二人…某の身体は吸い寄せられるかのように夏侯淵のもとへと進んでいった
「っ!!ぁ、はぁっ……んぅっ」
抱き寄せるように身体を起こし、そのまま口付ける。馬超殿が言っていたように薬を使われているらしく、触れるだけでも高い喘ぎ声が出てきているようだ。
暫くそうして触れていると、某のものに触れてくるものがあった。
「も…いぃだろ…?くれよ…」
いいたくなさそうに、か細く某の耳に囁いてくるその声に、某の躊躇いと言うものは消えうせていた。
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「ひぁっ!あぁっ、ぉっきぃっ!」
某のモノをたいした抵抗もなく受け入れた後、夏侯淵の反応は先ほど以上に大きくなっていた。
内側では攻めて来るように締め付けてくる反面、某の口付けや愛撫を貪欲に求めてくる。これでは並みの将では理性は保たれまい…かく言う某もほとんど制御は出来ていない
求めるまま、求められるままに身体の位置を変え、貫き続けている
「ひぁっ!だめぇぇ!」
「っ…もう……うぁっ!」
悲鳴のような声とともに某のモノがきつく締め付けられる。と同時に、某の白濁が夏侯淵の中に吐き出された。
「……っ、すまん…」
息も絶え絶えになっている夏侯淵を見て、我知らずのうちにこぼれ出た言葉…捕虜となった時点で、彼女が覚悟していた事であろうし、途中からは某自身、こうしたくなった…それでも、それは本心であった。
「……ぉ前……最悪だぜ…優しすぎる…」
最悪だ、と言う言葉で止まってくれればよかった。最後の言葉とともにふっと笑顔になった夏侯淵を見て、某は彼女にはまり込むことを確信してしまった…
…そして、馬超殿はそれを知ってか知らずか、夏侯淵を某のものとしてそばに置いたのだ…
白竜さんの投稿はホウ徳×女体化夏侯淵ですね〜
夏侯淵、よっしの中では密かに萌えキャラなのでうれしいですな(爆)
ホウ徳もあの双戟の構えを見てると、ちょっとカマキリっぽいのがあれなのですが、西洋の騎士っぽくていいですよねー
初投稿から萌えるSSありがとうございました〜!