「睦月、ずいぶん頑張ってるな。」
船長―礼二さんがあたしの部屋を覗いて声を掛けてくる。
「あ、船長。」
答えながら振り返ると、すぐそばまで来てる。
「あと1週間か…」
航宙士試験まであと1週間、ここが頑張りどころ。
「はい…あ、…ん、んぅ…」
顔を上げたところで、いきなり唇を塞がれる。
後ろからきゅって抱きしめられて、長い長いキス。
「ん、ぷは、ぁ…」
唇を離すと二人の唇の間につうっとよだれの糸が延びる。
頭がぼぉっとなって、身体が熱くなる。
「…だ、だめですっ!い、今が一番大事な!」
思わず流されそうになる自分を押し止めようと、礼二さんを押し返す。
「はいはい、俺だって子供じゃないんだから、我慢しますよ。」
ぽんぽんとあたしの頭を軽く叩きながら礼二さんが笑う。
「俺、もう寝るからさ。お休みのキスってヤツだよ。」
照れるくらいなら言わなきゃいいと思うんだけども、でも、うれしいような感じもする。
「あたし、もう少し頑張りますから!」
そういう気持ちを見透かされるのもイヤだから、わざときつい口調で答える。
「そっか…無理、するなよ?」
もう一度軽くキスをして、礼二さんは自分の部屋に戻っていった。
それから1時間経ってるのに、問題集はあまり進まない。
それどころか、頭と身体のもやもやが治まらない。
「…船長のバカぁ…」
恥ずかしい話だけど、さっきのキスだけであたしの中のスイッチが入っちゃったらしい。
キスの最中に、じわっとショーツに身体から溢れたものが滲んだのはわかってた。
「いらないこと、するからぁ…」
それから脚をもじもじさせたりしてるうち、ショーツの汚れはどんどん広がる一方だった。
キスをした礼二さんが悪いわけじゃない。
本当は、エッチしたいはずなのに、キスだけでやめてくれたんだから。
なのに、あたしはその気遣いも無駄にしようとしてる。
…たった1週間くらいエッチしてないだけなのに…
「ん…」
ちょっとした拍子で胸にシャーペンが触れただけで、身体にぴりって電気が走る。
「…どうして、こんなになっちゃったんだろ…」
一人呟く。
自分が、すっかりいやらしい女の子になっているような気がして、情けなくなってくる。
こんなんじゃいけないと思ってるのに、頭の中に礼二さんの顔が浮かぶ。
「我慢…できない…」
タンクトップを捲り上げ、直接乳房をいじる。
礼二さんの手があたしの身体を撫で回してるイメージ。
「ん、ふぁ…」
股間に手を入れ、服の上から押さえてぎゅっと太股で挟む。
「…だ、め…」
何度かはそれで良かったけど、かきむしられるようなもどかしさが残る。
キュロットを下ろし、ぐしょぐしょに汚れたショーツも引き剥がす。
じっとり濡れたアンダーヘアが、肌にぺったり張りついてて、その下の女の子の部分がぬめぬめと光ってる。
「く…ん…」
むわぁっと女の子の感じてる匂いが立ち上る。
シャーペンをひっくり返して、一番敏感な場所をつつき回す。
固く立ち上がってる乳首を強くつまむ。
どんどんどんどん身体が敏感に反応していって、目の前に何度も火花が散る。
でも、なんか足りない。
あのたくましい腕が、エッチな唇が、ごつごつした指が…そして…あたしの身体を満たすあの感覚が…
「れいじ…さん…」
絶頂を迎えて、寂しさが募る。
もう、今夜は勉強が手につかないだろう。
…それなら、いっそ…
人気投票3位記念〜
睦月さん、すっかり調教済み?試験は大丈夫なのでしょうか。
それにしても根強い人気がありますね、彼女。